鷲津 "ワンダフル・ライフ" 2026年4月1日

鷲津
鷲津
@Washizu_m
2026年4月1日
ワンダフル・ライフ
ワンダフル・ライフ
スティーヴン・ジェー・グールド,
渡辺政隆
文庫本でも600ページの大作、そして生物学の本ともなれば誰も読まないと思いますが、紹介しちゃいます グールドは、私は大好きなお方です。この本は一般向けに書かれたもので、当時は彼の著作の中でも良く売れたんじゃないかな 太古の時代の呼び名で「カンブリア紀」って言葉を聞いたことがあると思うけど、それまでちっぽけな単細胞生物だったのが、ある日突然、多種多様な大型生物がパッと出て来ちゃう。それはバージェス頁岩と呼ばれる化石が見つかったことから始まるの。見た目も形も変てこりん、目が5つもあったり、全身棘だらけだったり、現代の生物には見られない生き物ばっか...。 この本では、その化石が見つかった時代と、その後ウィッティントンらが仔細に分析し、実は今までの解釈が誤りだったと発表した研究成果を分かりやすく説明した本です その中でグールドは、いかに生物の多様性が素晴らしいものなのか、そして生物の進化は決して決められた道筋を辿ったのではなく、二度と再現できない偶然の結果、今に至ると繰り返し述べています 「多様性」と「偶発性」グールドがナショジオのエッセイや、その後の研究でずっと中心に据えてきたテーマ。この本ではひとつひとつの生物を紹介する傍らで、彼のそんな考えについても、ギュッと凝縮して話してくれます 自分の人生を振り返っても、何処にも道筋なんてなんですよね。時々の偶然が重なって、それとどう折り合いをつけるのか?そんな事ばかり...そんな自分にとっては、グールドの言う「多様性」がとても大切な教えでした。まあ、だからこそ彼のことがいくつになっても好きなんだけど いつも通りの支離滅裂な文章だけど、私はこの本がお気に入りで〜す
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