
はるき ⚠︎ネタバレ有⚠︎
@reads_hrk
2026年3月31日

殺人出産 (講談社文庫)
村田沙耶香
読み終わった
作者の頭の中、どうなってるんだ。
わたしたちの日常では忌避する行為や言葉がナチュラルに「感謝すべきもの」や「当たり前のこと」として扱われていて、今生きている現実とのギャップに、モゴモゴと咀嚼も出来ないまま口に残る。
そのまま残るかと思いきや、読み易い文体が手伝い、さらさらと勝手に砕けて喉奥に進んでしまう。
半ば強制的に嚥下した物語たちは、案の定、消化不良のまま胃の中で溶かされるのを待っている…。
ずっと違和感があるのに、無味無臭な気もする。
倫理観的に確実におかしいのに、どこか分岐を違えたらそういう世界に繋がるのかもと思ってしまう。
わたしは、この物語の設定に「無理がある」と薄気味悪さを感じる世界で生きていたい。

