殺人出産 (講談社文庫)

18件の記録
- 夏しい子@natusiiko2025年4月12日かつて読んだ10人子どもを産むまで待ったのに、意識の無い相手を殺して産み人は満足できるのだろうか? 村田さんは「普通じゃない人」の味方のような感じがいつもしてなんだかホッとする。 タダイマトビラよりは個人的には面白かったし興味深かった。 トリプルはもう少し読みたかったな。 トリプルのキスをしてみたくなる。 清潔な結婚は途中は良かったんだけど最後がよく分からなかった。 余命は短い中に奇抜さを入れながら上手くまとまっていて面白かった。
- あさぎ書房@ASAGI_BOOKS2025年3月24日読み終わった10人出産すれば、1人殺せる。「殺人出産システム」が制度化された近未来。私たちの日常から微妙にずれた世界で、物語は淡々と進む。殺すことは悪か、3人のセックスは狂気か。正常と異常の間を彷徨うように読み終えた。 村田沙耶香作品に共通するのは、どんなに残酷で救いがたい物語にも、なぜか強烈な癒しを感じること。 「正常」な世界にどこか馴染みがたく生きる私には、不思議と琴線にふれる短編集だった。
- あさみ@asami01052025年3月24日とことん現代の常識を覆すような話ばかりでめちゃくちゃ面白かった 「コンビニ人間」と一緒で主人公が淡々としていて、最後までブレないのがよい 表題作はかなり衝撃的で、殺意だけを原動力に…というのは個人的には理解不能な感覚だったので、あまりそうなっていく世界を想像できないが ほかはまあまあ共感できた