
紫香楽
@sgrk
2026年4月2日
ウィキッド 上
グレゴリー・マグワイア,
市ノ瀬美麗
読み終わった
映画を観たいので先に原作を読んでる。
とても相性が悪く、概ねなに言ってるのかよく分からないし、会話の意図も描写の意図も取れないし、分かるところも全然好きじゃない。登場人物たちも誰も特に好ましくない(「オズの魔法使い」としてみんな欠点のあるキャラじゃないといけないとは思うんだけど、それにしても全員感じが悪い)。
別に登場人物みんなに潔白、いい人であってほしいというわけではないんだけども…。
描写が汚くて嫌だな…となる感じは個人的にはハリー・ポッターを読んだときのイメージが近い。「なんでそこでキスするのか全然分からない」という感じは昔の洋画によくあった感じ。
わけがわからないのは文化の違い(国としてもだしつるむ人としても)なのか、自身のASD故か、翻訳故か……。全部な気がする。
テーマとしては諸々あるが差別についてが大きく、95年に描かれたものだというのがすごい。緑の肌を持つエルファバについてはもちろん、人間と同じ魂を持つ〈動物〉についてもそう。
〈動物〉らへんの話はキリスト教における「神が魂を与えたのは人間に対してのみ」的な話から来る考えのものだと思うのだけど、現状個人的には〈動物〉と動物のどこに違いがあるのかという感じでなんともだ。そうすると全ての動物を〈動物〉基準で扱うべきと思うのだけど、それだと完全に肉食ができくなるのだよな。畜産ができなくなる。
このへん一般的な差別における(恣意的で身勝手な)線引きについての話でもあるのだろうし、「鯨は賢いから食べるな」的な話でもある気がする。
でも後者については別に牛とか馬とかも十分賢いけど畜産して食ってるしな。肉食うために産み育てて暮らすことそれ自体よりフォアグラみたいな肉取るために苦しい生を送らせる系のほうが嫌だしやめてほしいな〜と思う。
エルファバがテロリストになるっていう展開も面白い。
とりあえず下巻どうなるのか楽しみ。



