
あーちゃん
@ahchang
2025年3月15日

東京都同情塔
九段理江
読み終わった
audible
★★★★
1,2年くらい前に芥川賞かなんかを受賞して生成AIを使用して書かれた作品として話題になっていた記憶が薄ぼんやりあった。
建築家の女性が「シンパシータワートーキョー」という刑務所の設計をするという近未来の話。
近未来という設定だけど、すぐにでも起こりそうなタイムリーな話で、AIを通してコミニュケーションを取るようになった人間の話の行く末みたいな話なのかな?と思った。
配慮することが余りにも多いなと感じる昨今、AIの誕生により、AIを通して推敲された言葉でコミニュケーションを取るようになり、その清潔感のある言葉の中で古い人間は違和感を覚えながらも、少しずつ別の人間に成り変わっていくのだろうか。
別にそれは良いことでも悪いことでもなくて、時間が進んでいくだけというだけのことである。あと10年後くらいにこの本を読んだらどういう気持ちになるのか興味深い。

