
いちのべ
@ichinobe3
2026年4月2日
叫び
畠山丑雄
読み終わった
序盤は「先生」の朗々とした語り、終盤は現実と妄想がごちゃ混ぜに押し寄せてくるグルーヴ感で一気に読み終えた。
郷土史を織り交ぜた内容は、大阪へ移住し、土地勘のある状態で読んだからこそ、より楽しめたと思う。
空虚さを「先生」の言葉や史実で埋め、選択するというより流されるまま、川又青年に共鳴し同一化しようとするかのような主人公は現代的だなあと感じた。
とはいえ(特に対人面において)主人公に共感も同情もできず、むしろ「何なんだコイツ」「しおりさん早く逃げて」という気持ちで読んでいたので、あのオチで少しホッとしたし、さもありなんと思った。

