
ジクロロ
@jirowcrew
2026年4月2日

成長理論 (岩波文庫 白154-1)
ロバート・M.ソロー
読んでる
ロバート・フロストの「黒い小屋」から
この世にわれわれが見ると思う大方の変化は
数多の真理が容れられまた捨てられるがゆえに
こそ起こる
という詩句を読んだとき、これはまるで経済のことのようだとの感がすぐに浮かんだ。そのような感じのいく分かが起こるのは不可避なことで、また必ずしも慨嘆すべきこととは思われない。
……
行き着けるところまで行き着いたかどうかは、もっと先まで行こうとしてみなければ分かるはずはない。
(p.48)
経済もまた、「気分」の問題なのかもしれない。
「行き着けるところまで」というのは、よほどの強い意志がない限り、気分により流される。
そしてまた気分によってはじめた新たな旅は、
往々にして既視感のある観光、という円環運動を為す。
気分もまた、経済においてはひとつの合理であると言えるのかもしれない。
気分なくして成長なし。
気分を支配すること、はじまる行動経済学。
「先まで行こうと」させるからこその成長。
黒い小屋の前にも撒き餌。
