瑞希
@mizuki-01
2026年4月2日
一次元の挿し木
松下龍之介
読み終わった
ヒマラヤ山中で発掘された二百年前の人骨と、4年前に失踪した妹のDNAが一致した。
DNAとは唯一無二のもので、個人を特定できるものなはず。
結末はどうなるのか、ストーリーを理解した段階で、もう止められない。
紫陽(しはる)ちゃんという名前がすてき。
中盤で、まさかの結論かと思いきや、そこからまた謎解きが始まる。最後まで、本当にわからない。
終盤の描写は本当に恐ろしい。思わず、人物の無事を確認できる箇所まで、文章を飛ばしてしまいたくなるほど。
あらすじを読んだだけでは全く想像できなかった結末に辿り着いて、とにかく面白かった。
著者の方は、遺伝学等に詳しい研究者かと思いきや、当初は学費稼ぎのために小説を書き始めて、半年程度、関連書籍を読み漁って今回の作品を作り上げたとのこと。
すごすぎる。
持病をもつ私にとって、「遺伝子に抗ってほしい」という文面に、背中を押された気がする。
医療系読み物の棚に入れたい一冊。


