瑞希
@mizuki-01
- 2026年1月8日
ラジオな日々藤井青銅読み終わったラジオの放送作家 藤井青銅さんが、放送作家として過ごす日々を語り、ご自分の視点から、当時のラジオ業界について描いている。 この本に出てくる著名人も番組名も、正直9割わからない。 けれど、勢いのあったラジオ業界が想像できる。 その道で活躍できるようになるには、努力や行動力、人とのつながりといった、当然のように当たり前のことが必要なんだと思わせてくれる。 特に、AMラジオが好きな人は、ラジオの裏側を覗けるようで、きっと面白いと思う。 「ラジオ局から深夜に向かって放出された電波と、それを聞いているリスナーの思いが、夜空のどこかでぶつかって合わさり、見えない像を結ぶ」 - 2026年1月1日
永遠をさがしに原田マハ読み終わった両親が離婚。父親は家族を顧みず、母親は娘に何も言わずに出ていってしまう。なんとも悲惨な家庭環境で育つ女の子。 それにも関わらず、友達の見せない優しさにちゃんと気付いて、突然やってきた新しい母親のことも気にかける。 登場人物も、最終的なストーリーも、きれいすぎる。 現実世界では、きっとこんなにきれいにはいかないだろうけれど、それでも、人のことを考えて行動できるって、強いなと思わせてくれた。 - 2025年12月31日
街灯りとしての本屋田中佳祐読み終わった装丁とタイトルが素敵過ぎ。 将来、本屋をやりたい私にとって、ずっと本棚に置いておきたいなと思える本。 今でいう独立系書店が、そんなに多くなかったであろう2019年発行。 - 2025年12月30日
君の顔では泣けない君嶋彼方読み終わった高校の同級生の男の子と女の子が、入れ替わってしまう。 最近よくある設定だけれど、ジェンダーの問題や、家族の在り方、誰かとの繋がりといった、人生で大切なことを考えさせられる。 ありのままの自分を見せることができて、生まれてからの時をずっと一緒に過ごしてきた家族は、本当にかけがえのないものなのだと思い直すことができた。 - 2025年12月29日
正欲朝井リョウ読み終わった読み始めた「何者」以来の朝井さん。 YouTubeで朝井さんの人柄を知ってから、著書を読みたくなった。 【多様性】への問題提起。 年末年始のこの時期。 テレビには、久々の再会を喜ぶ祖父母と孫の様子が映り、【正しい年末】や【正しい家族の在り方】を作り出せていない自分を実感させられ、親への申し訳なさを感じる。 今の時代、これは、ある程度想像が及ぶようになっているだろうことで、私はきっとマジョリティの中に入る。 一般的な人が、思いもよらないものやことがあるのだと、人のことを考えられているはずだと思っていた自分が恥ずかしくなる。 「多様性とは、都合よく使える美しい言葉ではない。自分の想像力の限界を突き付けられる言葉のはずだ。」 「その呼吸とはすなわち、自分が想像し得なかった世界を否定せず、干渉せず、隣同士、ただ共に在るということだった。」 「思想や情動も論理で説明できると思っている人たちが打ち立てる規制は、生身の人間の内側にはいつまで経っても到達しない。」 - 2025年12月15日
おしゃべりな脳の研究チャールズ・ファニーハフ,柳沢圭子読み始めたヒトは、自分の頭の中でいつも対話している。 確かに、スポーツの時というのは、わかりやすい。 試合前には、「落ち着け」「いつも通り」と、自分に言い聞かせていた。 - 2025年12月11日
言葉はいのちを救えるか?岩永直子読み終わった1章から、涙が溢れた。 言葉で伝えなければ、自分の思いや痛みは伝わらない。 一方、言葉で全てが伝わるわけではない。伝え方の問題もあるし、相手が適切に受け取れない場合も多い。 伝え方や受け取り方というのがみんな違うから苦しむんだ。 - 2025年12月7日
見えないものに、耳をすます大友良英,稲葉俊郎読み終わった「あまちゃん」のテーマ曲を手掛けた音楽家、大友良英さんと、西洋医学だけでなく、伝統医療や民間医療など幅広く取り入れている医師、稲葉俊郎さんの対話が収められている。 医療と音楽の共通点というか、「音楽も医療のひとつ」っていう考えが好きだなぁ。 さらに、医療というものがなかった時代、日本では能や道といったものが、身体のバランスを調整して、心と体の健康を保っていたっていう考えも面白かった。 「人の話を聞くとか、何か手伝うとか、何でも良いから人のためにできることを探して、ベストを尽くすのが医療者である。」 親しい人が病気で苦しんでいたり、何かに悩んでいたりする時に読んでみると良いのかも。 専門家にしかできないこともあるけれど、専門家じゃなくてもできることはたくさんあるはずと思える。 - 2025年11月29日
光と音楽大江健三郎読み終わった鳥の声や曲を聞いたり、作曲をしたり。 音楽を通して、自分を表現したり、コミュニケーションを図ったり。 脳に障害があるお子さんとの日々が描かれています。 少し読みづらい文章だけれど、きちんと最後まで読みたくなる本。 - 2025年11月24日
人体大全ビル・ブライソン,桐谷知未読み終わったヒトの身体について、網羅的に、専門書ではなく読み物として、しかも文庫で出してくれていることが有難い。 人体について、結局は、ほとんど何もわかっていない。 それでも、過去の多くの医師や研究者たち、そして犠牲になった方たちのおかげで、撲滅した感染症や、治療法が確立した病気もあれば、痛みを回避できるようになっている。 医療に携わる方々に敬意をもちつつ、自分の身体は、変化に自分で気付き、自分で管理できるようにしようと。 みんな、一度は読んだ方が良い。 - 2025年10月3日
待ち遠しい柴崎友香読み終わった長野の古本屋さんで買った一冊。 タイプの違う、3人の女性のご近所付き合いが描かれている。 世話好きでお喋り好きな63歳、表情の変化が乏しくて直接的な物言いの25歳、そして一人でゆったりと暮らす今の生活が好きな主人公。 主人公の春子とほぼ同い年の私は、結婚のこととか両親との関係とか、自分に置き換えられる話ばかり。 煩わしい人間関係に直面した時も、逃げずに、ちゃんと相手と向き合う様子に、見習わなきゃなと。 感情の描写が細かく綴られていて、ゆったりと読める本。 一人での生活に対して、周囲からの目や声が気になってしまったことのある人におすすめ。 - 2025年9月22日
本が生まれるいちばん側で藤原印刷読み終わったこんなにも胸が熱くなる本だとは思わなかった。ずっと喉の奥が苦しくて、途中で呼吸を整えた。 本に出てくる著者のみなさんの人生を垣間見たかのよう。 きっと、本作りには、その人そのものが現れるんだろうと思う。 そして何より、藤原印刷さんの、本作りに対する想いに心打たれる。 自分は、果たして、ここまでの想いを持って仕事ができているのかと。 自分の人生を残す時は、こんな方たちにお世話になりたいと、間違いなく思う一冊。 本作りの本でもあるけれど、「仕事とは」を考えさせられる本でもある。 - 2025年9月20日
光の帝国 常野物語恩田陸読み終わった東北にあるらしい架空の地域にルーツをもつ、特別な能力を持った一族の人々が、それぞれの生活の中で紡ぐ物語。 書物を暗記する力、人の未来が見える力、遠くの音が聞こえる力。 普通の日常の中に、ちょっとゾクッとする怖さがあるんだけど、決して非日常な感じはしなくて、「あー、こういうことあるかもな」と思える感じ。 あまり深く考えず、面白く読む本かなと思います! - 2025年9月19日
- 2025年9月7日
おどろきの「クルド人問題」石神賢介読み終わった埼玉県民として、最低限の知識をもっておきたいと思い、購入。 序盤は、どうしたってクルド人を批判せざるを得ない事柄だらけ。 もちろん、クルド人を全員ひとまとめにしてしまうのは良くないのだけれど。自分が住む場所を大切に、そこに住んでいる人と関係性をつくってほしいと考えてしまうのは、日本人の勝手な思いなのだろうか。 国が違えばルールも文化も違うのだから、他の国に住みたいのであれば、その国のルールを守り、文化に合わせようと努力はすべき。 それができている外国の方はたくさんいると思う。 - 2025年9月6日
マイクロスパイ・アンサンブル伊坂幸太郎読み終わった読み始めはちょっと謎で、ある程度読んでおかないと内容がわからなくなると思って読み進めたら、止まらなくなってしまった。 嫌な人間の感情が出てこない作品。 自分が嫌な思いをしても、自然と誰かや周りのための言動ができる人たち。しかも、嫌な思いをしてるとも思ってない。 人間関係に疲れた時に。 昆虫好き、音楽が好きな人にも。 - 2025年9月5日
- 2025年8月31日
美しく残酷なヒトの本性長谷川眞理子読み終わった他の動物と異なるヒトの特徴は、言語によるコミュニケーションを行うこと。 チンパンジーのコミュニケーションは、物事の要求であり、「模倣」ができるのは、その目的を理解しているヒトだけ。 専門的な内容の深掘りがあまりない。 おそらく専門外であろう、栄養やアレルギー等の問題に言及し、批判も多い。ヒトのコミュニケーションや、利他的な行動についての知見は少ない。 - 2025年8月24日
モヤモヤする正義ベンジャミン・クリッツァー読み終わった読んでる最後にかけて、作者個人の感情が漏れ過ぎていて、100ページ程残して離脱。 正義や差別について、多方面からの考えを得られる。 日本で生まれて日本国籍をもつ私。 当たり前に思っていたけれど、そうでない人からしたら、私は特権をもっている人間なんだ。 無意識のうちに、誰かに抑圧を与えているということ。 「大切なのは、マジョリティやマイノリティといった立場の違いに関わらず、客観的・中立的な観点からも正当性が認められるような主張を、自分で萎縮したり相手を萎縮させたりすることなく互いに堂々と行うことだ。」 トーン・ポリシングについて。 女性である私から見ても、やはり感情的になる女性は多いと感じる。その時に論理的に話をしても伝わらないことも多い。 - 2025年8月24日
御社のチャラ男絲山秋子読み終わった途中で読むのやめなくてよかった。 言葉を組み合わせた、状況や感情をあらわす表現が良い。 立ち止まって読み返してしまう一文がいくつもある。 会社のチャラ男を軸に、チャラ男の部下や他部署の人、社長など、様々な人が抱える問題や想いを、それぞれの視点で描いている。 「誰にでも愛想が良くて仕事は適当」そんなイメージをもたれるチャラ男も、みんなが思ってる印象は少しずつ違っている。 誰だって、会社で見せてる顔がその人の全てではないし、色んなことを抱えながら働いているんだよね。 人間関係に悩んだ時に読むと、少しだけ、相手のことを想像できるかも。
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