瑞希
@mizuki-01
- 2026年2月25日
- 2026年2月20日
パリの砂漠、東京の蜃気楼金原ひとみ読み終わった金原ひとみさんが、子ども2人とパリで暮らし、日本に帰国した頃のことが描かれたエッセイ。 この方は、日頃からどれだけのことを考えて生活しているんだろうか。 カブトムシだけで、数ページ分の思考を巡らせて、人間が生きることの価値を考える。 自分が何をどう考えているのかということが、それまでの経験や社会の空気など、様々な方向から一文一文に丁寧に綴られている。 憂鬱な日々を過ごして死について考え、時折絶望している金原さんと、友達も多く、ご家族と楽しそうに暮らしている金原さん。 いったいどんな方なんだろうかと、お会いしてみたくなる。 また、別の作品を読んでみよう。 - 2026年2月19日
人間には12の感覚がある 動物たちに学ぶセンス・オブ・ワンダージャッキー・ヒギンズ,夏目大読み始めたヒトには「五感」があると言われているけれど、もっと多くの感覚があると考えている研究者は多いんだと。 色は、そのモノにあるんじゃなくて、そのモノを見ている人によってつくられている。 私が見ている赤と、友達が見ている赤は、きっと同じではない。 - 2026年2月5日
ミッドナイト・ライブラリーマット・ヘイグ,浅倉卓弥読み終わった飼っていた猫を亡くし、仕事もクビになり、唯一の教え子も去ってしまう。多くの後悔を抱えて、自分は価値のない人間だと、命を絶とうとする。 しかし、目が覚めると、終わりの見えない本棚に囲まれた図書館だった。 「あの時違う道を選んでいたら、今はどうなっていたのか」 誰でも一度は考えたことがあるであろう経験しなかった人生を見ることができる。 一見、今の自分とは全く違う最高の人生に感じても、そこには別の悲しみや辛さも存在している。 完璧な人生なんてない。何も後悔をせずに行けていけることなんてない。だからこそ、今を大切に生きる。 決して先を急がずに、大切に描かれた作品だなと感じた。 後悔を抱えて悩んでいる時に。 - 2026年1月8日
ラジオな日々藤井青銅読み終わったラジオの放送作家 藤井青銅さんが、放送作家として過ごす日々を語り、ご自分の視点から、当時のラジオ業界について描いている。 この本に出てくる著名人も番組名も、正直9割わからない。 けれど、勢いのあったラジオ業界が想像できる。 その道で活躍できるようになるには、努力や行動力、人とのつながりといった、当然のように当たり前のことが必要なんだと思わせてくれる。 特に、AMラジオが好きな人は、ラジオの裏側を覗けるようで、きっと面白いと思う。 「ラジオ局から深夜に向かって放出された電波と、それを聞いているリスナーの思いが、夜空のどこかでぶつかって合わさり、見えない像を結ぶ」 - 2026年1月1日
永遠をさがしに原田マハ読み終わった両親が離婚。父親は家族を顧みず、母親は娘に何も言わずに出ていってしまう。なんとも悲惨な家庭環境で育つ女の子。 それにも関わらず、友達の見せない優しさにちゃんと気付いて、突然やってきた新しい母親のことも気にかける。 登場人物も、最終的なストーリーも、きれいすぎる。 現実世界では、きっとこんなにきれいにはいかないだろうけれど、それでも、人のことを考えて行動できるって、強いなと思わせてくれた。 - 2025年12月31日
街灯りとしての本屋田中佳祐読み終わった装丁とタイトルが素敵過ぎ。 将来、本屋をやりたい私にとって、ずっと本棚に置いておきたいなと思える本。 今でいう独立系書店が、そんなに多くなかったであろう2019年発行。 - 2025年12月30日
君の顔では泣けない君嶋彼方読み終わった高校の同級生の男の子と女の子が、入れ替わってしまう。 最近よくある設定だけれど、ジェンダーの問題や、家族の在り方、誰かとの繋がりといった、人生で大切なことを考えさせられる。 ありのままの自分を見せることができて、生まれてからの時をずっと一緒に過ごしてきた家族は、本当にかけがえのないものなのだと思い直すことができた。 - 2025年12月29日
正欲朝井リョウ読み終わった読み始めた「何者」以来の朝井さん。 YouTubeで朝井さんの人柄を知ってから、著書を読みたくなった。 【多様性】への問題提起。 年末年始のこの時期。 テレビには、久々の再会を喜ぶ祖父母と孫の様子が映り、【正しい年末】や【正しい家族の在り方】を作り出せていない自分を実感させられ、親への申し訳なさを感じる。 今の時代、これは、ある程度想像が及ぶようになっているだろうことで、私はきっとマジョリティの中に入る。 一般的な人が、思いもよらないものやことがあるのだと、人のことを考えられているはずだと思っていた自分が恥ずかしくなる。 「多様性とは、都合よく使える美しい言葉ではない。自分の想像力の限界を突き付けられる言葉のはずだ。」 「その呼吸とはすなわち、自分が想像し得なかった世界を否定せず、干渉せず、隣同士、ただ共に在るということだった。」 「思想や情動も論理で説明できると思っている人たちが打ち立てる規制は、生身の人間の内側にはいつまで経っても到達しない。」 - 2025年12月15日
おしゃべりな脳の研究チャールズ・ファニーハフ,柳沢圭子読み始めたヒトは、自分の頭の中でいつも対話している。 確かに、スポーツの時というのは、わかりやすい。 試合前には、「落ち着け」「いつも通り」と、自分に言い聞かせていた。 - 2025年12月11日
言葉はいのちを救えるか?岩永直子読み終わった1章から、涙が溢れた。 言葉で伝えなければ、自分の思いや痛みは伝わらない。 一方、言葉で全てが伝わるわけではない。伝え方の問題もあるし、相手が適切に受け取れない場合も多い。 伝え方や受け取り方というのがみんな違うから苦しむんだ。 - 2025年12月7日
見えないものに、耳をすます大友良英,稲葉俊郎読み終わった「あまちゃん」のテーマ曲を手掛けた音楽家、大友良英さんと、西洋医学だけでなく、伝統医療や民間医療など幅広く取り入れている医師、稲葉俊郎さんの対話が収められている。 医療と音楽の共通点というか、「音楽も医療のひとつ」っていう考えが好きだなぁ。 さらに、医療というものがなかった時代、日本では能や道といったものが、身体のバランスを調整して、心と体の健康を保っていたっていう考えも面白かった。 「人の話を聞くとか、何か手伝うとか、何でも良いから人のためにできることを探して、ベストを尽くすのが医療者である。」 親しい人が病気で苦しんでいたり、何かに悩んでいたりする時に読んでみると良いのかも。 専門家にしかできないこともあるけれど、専門家じゃなくてもできることはたくさんあるはずと思える。 - 2025年11月29日
光と音楽大江健三郎読み終わった鳥の声や曲を聞いたり、作曲をしたり。 音楽を通して、自分を表現したり、コミュニケーションを図ったり。 脳に障害があるお子さんとの日々が描かれています。 少し読みづらい文章だけれど、きちんと最後まで読みたくなる本。 - 2025年11月24日
人体大全ビル・ブライソン,桐谷知未読み終わったヒトの身体について、網羅的に、専門書ではなく読み物として、しかも文庫で出してくれていることが有難い。 人体について、結局は、ほとんど何もわかっていない。 それでも、過去の多くの医師や研究者たち、そして犠牲になった方たちのおかげで、撲滅した感染症や、治療法が確立した病気もあれば、痛みを回避できるようになっている。 医療に携わる方々に敬意をもちつつ、自分の身体は、変化に自分で気付き、自分で管理できるようにしようと。 みんな、一度は読んだ方が良い。 - 2025年10月3日
待ち遠しい柴崎友香読み終わった長野の古本屋さんで買った一冊。 タイプの違う、3人の女性のご近所付き合いが描かれている。 世話好きでお喋り好きな63歳、表情の変化が乏しくて直接的な物言いの25歳、そして一人でゆったりと暮らす今の生活が好きな主人公。 主人公の春子とほぼ同い年の私は、結婚のこととか両親との関係とか、自分に置き換えられる話ばかり。 煩わしい人間関係に直面した時も、逃げずに、ちゃんと相手と向き合う様子に、見習わなきゃなと。 感情の描写が細かく綴られていて、ゆったりと読める本。 一人での生活に対して、周囲からの目や声が気になってしまったことのある人におすすめ。 - 2025年9月22日
本が生まれるいちばん側で藤原印刷読み終わったこんなにも胸が熱くなる本だとは思わなかった。ずっと喉の奥が苦しくて、途中で呼吸を整えた。 本に出てくる著者のみなさんの人生を垣間見たかのよう。 きっと、本作りには、その人そのものが現れるんだろうと思う。 そして何より、藤原印刷さんの、本作りに対する想いに心打たれる。 自分は、果たして、ここまでの想いを持って仕事ができているのかと。 自分の人生を残す時は、こんな方たちにお世話になりたいと、間違いなく思う一冊。 本作りの本でもあるけれど、「仕事とは」を考えさせられる本でもある。 - 2025年9月20日
光の帝国 常野物語恩田陸読み終わった東北にあるらしい架空の地域にルーツをもつ、特別な能力を持った一族の人々が、それぞれの生活の中で紡ぐ物語。 書物を暗記する力、人の未来が見える力、遠くの音が聞こえる力。 普通の日常の中に、ちょっとゾクッとする怖さがあるんだけど、決して非日常な感じはしなくて、「あー、こういうことあるかもな」と思える感じ。 あまり深く考えず、面白く読む本かなと思います! - 2025年9月19日
- 2025年9月7日
おどろきの「クルド人問題」石神賢介読み終わった埼玉県民として、最低限の知識をもっておきたいと思い、購入。 序盤は、どうしたってクルド人を批判せざるを得ない事柄だらけ。 もちろん、クルド人を全員ひとまとめにしてしまうのは良くないのだけれど。自分が住む場所を大切に、そこに住んでいる人と関係性をつくってほしいと考えてしまうのは、日本人の勝手な思いなのだろうか。 国が違えばルールも文化も違うのだから、他の国に住みたいのであれば、その国のルールを守り、文化に合わせようと努力はすべき。 それができている外国の方はたくさんいると思う。 - 2025年9月6日
マイクロスパイ・アンサンブル伊坂幸太郎読み終わった読み始めはちょっと謎で、ある程度読んでおかないと内容がわからなくなると思って読み進めたら、止まらなくなってしまった。 嫌な人間の感情が出てこない作品。 自分が嫌な思いをしても、自然と誰かや周りのための言動ができる人たち。しかも、嫌な思いをしてるとも思ってない。 人間関係に疲れた時に。 昆虫好き、音楽が好きな人にも。
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