鷲津 "十二月の辞書" 2026年4月3日

鷲津
鷲津
@Washizu_m
2026年4月3日
十二月の辞書
「プロトコル」 『彼女から、「連絡先」というのは自分用の携帯電話やパソコンのメールのことを指すのだと、中高生の常識を教えられた。彼女が葉書をくれなければ、ぼくはそのプロトコルを知らなかったし、きっとキスも知らないままだったろう。』 「プラネタリウムの外側」の続編となる本書。時系列的には前著の途中に挟まるエピソードといった感じでしょうか。今日は本の感想…ではなく本書の序盤のキーワード「プロトコル」についての感想です 『プロトコル?まぁ、プロトコルを和訳した通信手順を、また英訳してコミュニケーション・インターフェイスとするなら、そうなるかもね。そういう七面倒くさいのが流行っているの?』 先日友人との会話で「プロトコル」が出てきました。スマホの4Gや5Gみたいに、人にも通信手順(プロトコル)があって、人それぞれにプロトコルが違うからコミュニケーションは難しいとかなんとか、そんな話 人との出会いは、自分と違うプロトコルとの対峙でもある。相手のプロトコルを察知し、スムーズに会話出来るテクニックを身に付けましょう。何かのHow To本に出てきそうだけど、ほんとに大切なことは、稀に自分と同じプロトコルを持つ人との出会い…生まれも育ちも全く違うのに、生きる約束ごとが同じ そんな出会いは奇跡みたいなもので、その人との関係を大切にしないといけない…改めてそう思いました 『懐かしい文字列を眺めながら、マーシャル・マクルーハンの「The Medium is the message」という言葉を思い出す。マクルーハン自身は、その言葉の意図するところを著書で解説していない。けれども、電話よりもメール、メールよりもメッセージアプリと、コミュニケーション手段が多様化してきたいまは、そのことを考えさせられる。(中略)メディアは、そこに記された内容よりも雄弁に、発信者の思いを受信者に伝える。』
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