こまち "図南の翼 十二国記 (講談社..." 2025年3月16日

こまち
@komachi0319
2025年3月16日
図南の翼 十二国記 (講談社X文庫 おC- 11 ホワイトハート)
3/16読了。 この前に読んだ『風の万里 黎明の空』上巻で登場した供王珠晶の登極までのお話。 十二国記の世界の王選抜システム、実は珠晶のように「我こそは」と選ばれるために昇山するパターンが多いのではと思っていたのですが、それが12歳の女の子というのは! 珠晶は確かに幼いし甘い考えも多いけど、責任や義務を果たすべしという姿勢は年齢関係なく素晴らしいし、『風の万里〜』でノブレス・オブリージュを説くシーンも納得でした。 個人的には、ここで更夜が登場してしかも彼の名前を付けるシーンがあるのが胸熱でした。あと、利広を最後まで疑ってすみません! ここまで8冊読んで思ったのは、十二国記の世界では王になるまでも過酷だし、王になった後も大抵国が荒れていて大変な状態で、玉座に着くことが良いことというより苦労が多すぎるということ。王様選抜が過酷なのはやむを得ないので、せめて先王が亡くなって国が荒れるのをなんとかできるシステムを構築すべきではと真面目に考えてしまいました。
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