
ジクロロ
@jirowcrew
2026年4月4日

はじまり
クレール・マラン,
藤澤秀平
読み終わった
そうして言葉がついに言語を絶した領域の境を越え、内面の檻に囚われた獣を解き放つことが可能となる。わたしたちの内側で、落ち着きのない神経質な獣のように、くり返し小さな円を描いていたものが、ついに偏執的な周回の輪を飛び出す。
(『すでにはじまっていること』)
直線だと思われているものをたわませること。
時間、空間、スプーン。
蝶番をあえて劣化させ、扉の軋む音により、
「オトズレ」を告げさせること。
そういった意識的な遊びにより、
「内面の檻に囚われた獣を解き放つこと」。
『すでにはじまっていること』とは、
子どものころ当たり前のようにやっていたことを
今のこの身体で反復することにより
手繰り寄せられる。
そして、獣の行きたいところに、
おそれつつも着いて行くこと。


