どくしょ "対馬の海に沈む" 2026年4月3日

どくしょ
どくしょ
@kkfm0307
2026年4月3日
対馬の海に沈む
対馬の海に沈む
窪田新之助
JA 対馬職員の自死と不正の裏にあるものたちを暴くノンフィクション。おもしろかった、と言って良いのかわからないけど、とても興味深く読みました。 想像をはるかに越えた、とんでもない不正。なんでこんなことが罷り通っていたんだ……と驚くばかりですが、読み進めていくうちにどれだけ多くの人にとって“必要”な不正だったのかがわかってゆき、また不気味な気持ちに。 同調圧力の中で不正は加速していく。きっと、日本社会のあちこちで同じことが起こっているのではないだろうかと考えてしまう。私も何にも加担してないと言えるだろうか? 最後は筆者と同じ気持ちで苦しくなり、涙が出てきた。一連の不正は決して許されるわけではないが、人一倍細やかにがむしゃらに仕事(不正なのだが…)をこなしてきた西山氏の孤独がずっと揺蕩っていたような気がして……誰も彼の本当を知らないのではないだろうか? あんなにもよく働ける人にもっと素晴らしい場所があったんじゃないだろうか。自ら対馬の海に沈むとき、彼は本当に何を思ったのだろう……。 冒頭に戻り、小宮厚實さんへのひと言にまた泣く。お線香をあげにきてくれた、小宮さん……(涙) それにしても、西山氏に不正を仕込んだJA共済長崎連の職員について追求してほしい……と思ったがそれまた氷山の一角なのかなと思ったり。終わりなき不正スパイラル。
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