
五月晴
@satsukibare
2026年4月4日
蹴りたい背中
綿矢りさ
読み終わった
主人公のことを意固地でひねくれた女の子だなあと思うと同時に、自分も同じ年頃だったときに周囲に対して、似たような視線を向けていたような気がして、恥ずかしくてからだがきゅっとなるような、喉の奥がそわそわするような気分になりました。
自分と同類と見なされるような同級生の男の子に対するねじれた感情がとても生々しい、とても興味深い小説ですね。
「認めてほしい。許してほしい。櫛にからまった髪の毛を一本一本取り除くように、私の心にからみつく黒い筋を指でつまみ取ってごみ箱に捨ててほしい。
人にしてほしいことばっかりなんだ。人にやってあげたいことなんか、何一つ思い浮かばないくせに。」
強烈な一節でした。
