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五月晴
五月晴
五月晴
@satsukibare
ミステリー/ファンタジー/SFが好きな積読家。 全てを放棄して本を読み耽りたい。 短歌や詩も読めるようになりたい。 漢詩は好き。
  • 2025年11月16日
    図書館の魔女 第四巻
    再読。 めっちゃくちゃ面白かった〜〜〜!!!! ファンタジー好きで未読なら絶対に読んでもらいたい。 ボーイミーツガールものが好き、「言葉」というものに興味を持っている、という人もぜひ。 作中、使われている言葉には難しいものがあり、意味がとりきれないということがわりとあります。 そして、途中で地理、物理、農業などがまぜられた、かなり専門的なやり取りが挟まれます。 ちゃんと理解するために、調べながら読み進めた方がいいのは分かっています。(どちらもわたしの知識不足ですが) でもそんなまどろっこしいことしていられないくらい、本当に面白くて先へ先へと読んでしまいたくなるのです。 今巻で迎える大団円と、見事な引き。 数年前にここで置き去りにされたときの気持ちと言ったら…。 今手元に続きがあるという幸せを、改めて感じています。
  • 2025年11月15日
    図書館の魔女 第三巻
    再読。 祭りのさなか、マツリカに罠が仕掛けられる場面が印象的。不気味な傀儡の大道芸に、おそらく目を輝かせて見入るマツリカと、熱狂する民たちの異様な空気感は読んでいてとてもぞわぞわします。嫌な予感がするのに目が離せないわたしは、まるでマツリカのようでした。言葉を失い、気が狂いそうになっているマツリカの痛々しい姿にはこちらも胸が締め付けられます。 全4巻中3巻ですが、まさに起承転結の転にあたる巻。 ここでやっと敵国二ザマの陛下の人柄も分かりますが、わたしは二ザマ帝大好き。
  • 2025年11月9日
    図書館の魔女 第二巻
    再読。 マツリカとキリヒトが本当に尊い…!!!! 恋愛とか主従とかそういうことではない二人の関係性には、読んでいて胸をグッと締めつけられます。 例の事件の夜中、暗闇を二人で手を繋いで帰る一幕が大好きです。 そして今回もイラムはめっちゃいい子、こんな子になりたいです。 図書館側の人たちの関係が深まり、物語が進み出すこの2巻は、1巻に比べてかなり感情が忙しくなるけれど好きな巻です。
  • 2025年11月4日
    図書館の魔女 第一巻
    9年振りに再読。 ボーイミーツガールは良いですね〜。 マツリカとキリヒトだけで通じる「指話」を作り上げていく過程と、そこから始まるふたりのお喋り、縮まる距離が見ていて本当に楽しい! それだけではなくて、作者の高田さんは「言葉」というものへの造詣が深いため、言語や文章、書物に関する講釈を読むのも面白いです。 マツリカとキリヒト、司書のハルカゼとキリンはやっぱり大好きですが、女中のイラムが可愛すぎる。 そしてミツクビの気味悪さが思い出を上回っている…こんなだったか…。
  • 2025年10月18日
    ドロップぽろぽろ
    とても良いエッセイでした。 いろいな種類の涙がじんわりにじむようなお話ばかりで、読後は心が洗われるようでした。 各エピソードでぽろぽろ涙を流す著者さんのことを想像しては、胸がぎゅっとなります。 久しぶりの読書でしたが、やっぱり文章っていいなあと思わせてくれる素敵な1冊でした。 この方の他のエッセイも今後絶対読みたいです。
  • 2025年9月30日
    虎のたましい人魚の涙
    れいんさんのエッセイ2冊目。 れいんさんが抱えていたもやもやがたくさん詰まったエピソードばかりでした。 個人的には、『うたうおばけ』の方がさっぱりしていて好みかなと思いましたが、読んだ時期によってはこっちの方が好きだと感じる時もあるかもしれない。 好きな一節があちこちにあったので、メモしておきたいです。
  • 2025年9月30日
    残月記
    残月記
    読了。 読みながら「こうかな?」と想像する方向に物語が進まなくて、全然予想できないところに着地しました。 SFだけど、それよりもファンタジーで恋愛物…?という印象。 解説を読んで、確かに合理性からは離れた物語を書く作家さんなのかも。 何となくだけど、3編通して不完全燃焼な感じ。 読み切った〜!!とはならなかったです。 リアルな夢を見てそれが途中で終わって起きた時の気分。
  • 2025年9月29日
    ギリシア神話を知っていますか
    名前は何となく知っている、パンドラやオデュッセイア、アルゴー船などの有名な物語が紹介されていて面白く読めました。 ギリシア神話の神々が人間くさいことは知っていましたが、思っていた以上に魅力的で興味が湧いてきました。 紹介されている神話自体は面白かったですか、著者の評論的な部分は少し合わず…。 現在勉強中の占星学の星座や惑星には、ギリシア神話の要素が多く含まれているため、背景知識を深めるために読んでみた一冊でした。
  • 2025年9月27日
    残月記
    残月記
    3編中の2編、「そして月がふりかえる」「月景石」を読了。 とてつもない悪夢を見ているような気持ちになりました。 実際「月景石」は夢が絡んでくる物語ではあるけれど…本当に「嫌な夢を見た〜〜〜」っていう感じ。 起きられて本当に良かった、今の世界でよかった…。 表題作の「残月記」は一体どうなるのか、戦々恐々としています。 久しぶりに読むのが怖いです。
  • 2025年9月26日
    銃とチョコレート
    話が二転三転して、まるで洋画を観ているようでした。 ただ、悪役の正体が分かってからは、わりと推理できてしまったのであまり驚きもなく。 ストレートな少年の冒険譚からひねっているところが面白かったですが、主人公と行動を共にする人物の性格はもう少し何とかならなかったのかな…という思いも。
  • 2025年9月25日
    雨夜の星たち
    雨夜の星たち
    あらすじを読んで想像していたお話とは違ったけれど、たくさん心に残る言葉がありました。 静かに静かにお話が進んでいくの、良かったです。 主人公が変わっていくなかで色んな親子が出てきて、自分はどうだろうかと、親と娘の両方の立場でそれぞれの親子を見ていました。
  • 2025年9月15日
    りさ子のガチ恋 俳優沼 (集英社文庫)
    ガチ恋や同担拒否などのファンの方たちがどのような心理状態なのかとても興味があったので、タイトル買いしました。 自身の推し方を見直すきっかけにもなりましたし、自分とは違う推しへの視線など、自分とは異なる考え方に触れられて興味深かったです。 推しがいる方は一度読んでみてもいいかもしれないなと思いました。
  • 2025年9月15日
    生命式
    生命式
    村田沙耶香さんのお話を読むと、正常と異常、正気と狂気、常識と非常識は紙一重だなといつも考えてしまいます。 世界に対する疑問をここまで尖らせてひとつの物語に出来るのは本当にすごい。 毎回くらってしまうと分かっていながら、それでも読みたくなる、読まずにいられない魅力があります。 わたしは性的な描写が苦手なので、村田さんのお話はたまにしんどいときがありますが、それでも価値観を揺さぶられたくて読んでしまう…。
  • 2025年9月14日
    箱庭図書館 (集英社文庫)
    学生の頃に読んでいて、何となく好きだった話があったことを思い出したので買い直して再読。 やっぱり「ホワイト・ステップ」がとても好き。 雪の降る静かな町で起きる奇跡が素敵で、切なさとあたたかさがあるお話だと思います。 『箱庭図書館』には6編収録されている中で、このお話だけ覚えていました。 全編面白いですが、他には「コンビニ日和!」と「王国の旗」も好きでした。
  • 2025年9月12日
    愛がなんだ (角川文庫)
    エスカレートする片思いってことで、もっとドロドロした感じかと思ったけれど、読後の印象は全然違いました。 それでも、爽やかなのかと言われたらそんなことはない…。 歪な関係であることに間違いはなくて、もっと良い関わり方があるんじゃないかと思うけど、彼女の気持ちはそう簡単に片付けられるものでもないんだろうなあ。 恋愛小説ってあまり得意ではないのだけれど、これは興味深かったです。
  • 2025年9月12日
    まず牛を球とします。
    独特な世界観のSF短編集。 好きだったのは、「石油玉になりたい」、「家に帰ると妻が必ず人間のふりをしています。」、「大正電気女学生〜ハイカラ・メカニック娘〜」の3編。 全体的に割と理系というか、難しいところが多かった…。
  • 2025年9月11日
    むらさきのスカートの女
    不思議なお話でしたね〜。 終始じとっとした雰囲気でなんかずっと気持ち悪い感じというか。 むらさきのスカートの女に執着する黄色いカーディガンの女(語り手)の話、という読み方をしたけれど、どっちもやばい奴なのは変わりない…と思う…。
  • 2025年9月9日
    ある閉ざされた雪の山荘で
    正直なところ、個人的にはあまり好みの締め方ではなかったです。 誰が犯人?!ハラハラドキドキ、みたいなのはあまりなかったかな…。 中西貴子さんを除いて、探偵役も誰も彼も、なんか好きになれなくて、それも微妙な読後感になった要因かもしれないですね。 東野圭吾さんはこれで4冊目だけど、わたしにはあまり合わないかもしれない…。
  • 2025年9月7日
    赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。
    サクサク読めて、確かに小説初心者にはとっつきやすいミステリーだと思いました。 多くの人が知ってる童話がモチーフだから、大体の登場人物が何となく分かるのもいいですね。 連作短編集はすきなので、楽しく読ませてもらいました。
  • 2025年9月4日
    十戒
    十戒
    わー!面白かったー! 実は嫌な予感がしていて、果たしてそれが当たってしまったので、『方舟』で受けた衝撃ほどではなかったです。 けど、解説を読んでお口あんぐり。気づかなかったー! 楽しみにしていた分ハードルが上がっていたけれど、十分飛び越えてくれました。 読み始めたら止まらず一気読みしました。
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