メジロ大好き "桐島、部活やめるってよ" 2026年4月4日

桐島、部活やめるってよ
著者と世代が近ければ近いほど、自分が高校生だった頃の良い思い出も、それと同時に蓋をしていた悪い記憶も引きずり出される作品。高校生の瑞々しい感情の揺れや、未成熟だからこその浅はかな価値観に囚われて悩む様のちっぽけさ。周りに笑われても本当に自分が好きな何かに一生懸命打ち込める向こう見ずな姿。その“何か”に真面目に一生懸命取り組んで、もし何も成せなかった時の惨めさが恐ろしくて本気になれない自分。そんな自分への苛立ち。どれもこれも身に覚えのある感情を、各登場人物の一人称で語られ身につまされる思いだった。
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