桐島、部活やめるってよ

12件の記録
メジロ大好き@2754natsuki2026年4月4日読み終わった著者と世代が近ければ近いほど、自分が高校生だった頃の良い思い出も、それと同時に蓋をしていた悪い記憶も引きずり出される作品。高校生の瑞々しい感情の揺れや、未成熟だからこその浅はかな価値観に囚われて悩む様のちっぽけさ。周りに笑われても本当に自分が好きな何かに一生懸命打ち込める向こう見ずな姿。その“何か”に真面目に一生懸命取り組んで、もし何も成せなかった時の惨めさが恐ろしくて本気になれない自分。そんな自分への苛立ち。どれもこれも身に覚えのある感情を、各登場人物の一人称で語られ身につまされる思いだった。
ついる@twillgreen2026年2月23日読み終わった2026/02/23 17:41読了。 高校時代の、あの頃の空気感を、自分が感じていたものを全て内包していた1冊。書名だけなんとなく知っていただけの作品だったから、こんなに刺さると思わなくて、胸が苦しい。作者のことを調べてみたら、1989年生まれで、この作品を書いたのは2010年。モロに自分と世代丸かぶりで色々なことが腑に落ちた。 この話は題名の「桐島」は登場せず、彼の周りの人物たち5人の、それぞれの物語が描かれる。桐島と直接繋がりがある者もいれば、ほぼ関わりのない者も。一人ひとりが何かに悩み、悩みながら、それでも前に進んで行こう、とする姿が描かれる。クラスのヒエラルキー上位男子に片想いしていた吹奏楽部部長「沢島亜矢」と、冒頭とラストで出てくる野球部「菊池宏樹」の話が特に印象深い。 「一番怖かった。 本気でやって、何もできない自分を知ることが。」 境遇や程度こそ違えど、あの頃確かに感じていたものだった。だからこそ、私も「ひかり」を帯びていた者たちに嫉妬し、憧れていたような気がする。 当時、高校生として過ごしていた人たち誰もに刺さる作品だと思う。大人の今、改めて読めてよかった。
- 焼き海苔@readsyakinori2026年1月20日読み終わった学生時代の嫌な記憶がよみがえってきた。同時に思い切り頑張る気持ち良さも。若いことは、つらくてイライラするけれど動き出すエネルギーもある。それが希望。 一人称は感情移入しやすいので、章によっては読むのがキツい時もあった。








