YOSA Reads "コンビニ人間" 2026年4月5日

YOSA Reads
@ps032089
2026年4月5日
コンビニ人間
コンビニ人間
村田沙耶香
ここ最近で一番ブッ刺さった小説。 小説読み出して、村田沙耶香さんを認知はしていたが、読んだことはない。今回、書店でジャケ買いしただけで、芥川賞受賞してる作品とも知らなかった。 1ページ目描写から、世界観にのめり込んでしまった。小説でも、人間性や哲学的なものが好きなことにも気づいた。自分自身、生活自体を合理的にしている節があり、無機質に感じることもある。また、社会に属することへの安心感を意識していることが、この主人公とどこか照らし合わせてしまう。 普通とは何か。なぜ稼いで結婚して子供を産むことが普通なのか。それができていなければ、社会に認められないのか。一方でコンビニ(企業)側からすると、そんな当たり前よりも、ただ忠実に働いてくれる人材を求める。ワークライフバランスという言葉のアンバランスさを巧みに表現している作品と感じた。 読み終えて、改めてコンビニ人間というタイトルに何とも不気味さを感じる。この小説の舞台はコンビニでなければならないのだ。巻末の中村文則さんの解説も興味深く、この作品への理解を一層深めてくれる。
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