
みー
@kkkkkk06
2026年4月5日
コンビニ人間
村田沙耶香
読み終わった
家族とも友達とも社会とも繋がれなかった人間が、コンビニとだけ繋がれた。
何を求めているか、どうして欲しいかまで、肉体的な繋がりをこえ、精神の繋がり、まさに夫婦のような関係をコンビニとつくった人間。
個性は社会に出る、残るにつれ失われていき、個性を残した人生にみんなが憧れていると思う。自分ではない自分を演じることが当たり前になり、自分らしく居られる友人や家族に助けられている人も多いと思う。個性を残しながら社会と繋がる人間の例がコンビニ人間であるという絶望。ラスト、恵子の喜びと希望に満ち溢れた顔をしている(であろう)ことのギャップ。
白羽は命を絶つという選択肢が無く、誰にも干渉されずに息だけをしていたい。という願望が、他人からの助けを強く求めている裏返しのように感じられた。
2016年出版。10年経った今、個人、個々それぞれ。という考えが広まりつつあると感じるが、不自然に干渉するのは無くならないし、ストーリーが勝手にでき上がるのも変わらないと思う。




