無花果
@no-flower
2026年4月9日
傲慢と善良
辻村深月
読んだ
「ピンと来ない」人と会い続ける婚活の末にようやく特定の相手を見つけたが、ストーカーの被害を訴えていた彼女が突然行方をくらませてしまう、から始まる物語。
生まれた時から結婚願望がない人間なもので、前半は「婚活って大変なんだなぁ」とか「結婚したい人は大変だなぁ」と物珍しいものを観察するような気持ちで読み進めていたが、どの場面でも「確かになあ」「そうかもなあ」「その立場の人にとってはあるあるなのかもなあ」と感じる説得力がありスルスル読めた。
途中からそれぞれの感情がもつれてあった結果ぶちぶちに千切れてどうなるかと思ったが、最後は憑き物が落ちたようなスッキリした結末で、良い読後感だった。面白かった。


