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無花果
@no-flower
  • 2026年4月9日
    傲慢と善良
    傲慢と善良
    「ピンと来ない」人と会い続ける婚活の末にようやく特定の相手を見つけたが、ストーカーの被害を訴えていた彼女が突然行方をくらませてしまう、から始まる物語。 生まれた時から結婚願望がない人間なもので、前半は「婚活って大変なんだなぁ」とか「結婚したい人は大変だなぁ」と物珍しいものを観察するような気持ちで読み進めていたが、どの場面でも「確かになあ」「そうかもなあ」「その立場の人にとってはあるあるなのかもなあ」と感じる説得力がありスルスル読めた。 途中からそれぞれの感情がもつれてあった結果ぶちぶちに千切れてどうなるかと思ったが、最後は憑き物が落ちたようなスッキリした結末で、良い読後感だった。面白かった。
  • 2026年3月30日
    月収
    月収
    『賢くお金を転がして勝利』なオチが多くて少々安直に感じた。 今回も中古不動産投資をする話が出てきた。この作家の話ではいつも上手くいっているが、あれだって上手くいかないことも多いと聞く。 さらに、収入を低く低く抑えて、徴税対象からは外れて公共福祉だけは手厚く享受して、1番『賢く』暮らすという手段を取る話も出てくるが、そのような人達が増えれば社会は当然崩壊する。それについてもモヤモヤした。 NISAなどは、要はせっせとアメリカに貢いでそのお零れを貰っているということで(企業を選んでいる人は余りいないだろう)、アメリカに投資をするということは、トランプの戦争やイスラエル支援企業の凶行を金で応援し、加担するということ。投資家なんて戦争を一大金儲けのチャンスと捉える最新版の武器商人ではないのか。 この作者は少しでもそう考えたことはないのだろうか?善良で真面目に生きてきた人が、貧しさを回避するために頑張って貯めたお金を託す先で、気付かぬうちに邪悪に加担しているこの仕組みについて。 そう言った葛藤を文面から読み取ることはできないのを残念に感じる。 たしかに貧しい日本で庶民ができることは投資しかないのかもしれない。 だが作家なら、搾り取るだけの社会や政府への怒りも描くべきではないのかと思った。 「他人が作ったものを右から左に移してるだけの奴ほど威張ってる。薄っぺらな人間のカラッポな言葉を聞かされるのにウンザリした」 リトルフォレストという作品の中に出てくる私の大好きな台詞だ。 この言葉に何かを感じてしまう人間ほど、金を転がすのが賢い今の賢い生き方という社会にウンザリしているのではないか。
  • 2026年3月1日
  • 2025年12月30日
    帰りに牛乳買ってきて
  • 2025年12月21日
    虚弱に生きる
    虚弱に生きる
    病気もほとんどせず頑丈に生きてきたが、大病をしてから急に虚弱になったので、それまで健康という幸運を無自覚に享受していたことについて、身につまされながら読んだ。
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