香澄海(KASUMI, Kai) "安全に狂う方法" 2026年4月5日

安全に狂う方法
「回復者」の語りはパターン化されやすくなる ……… その人の複雑で生々しい痛みは、あらかじめ用意された既製品の箱の中にカチッと収まってしまう。自分の内側から湧き出す独自の言葉を捨てて、システムが用意した「正解」に自分の存在をゆだね、「なぜ今、私はこう感じてるのか?」という問いへの思索が止まって、そこから動けなくなる。これも固着だ。 自助グループなどで語られる「辛さ」が、いつのまにか「この界隈で通用する正しい苦しみ方」に型どられていく……それは、固着した言葉の檻だ。 檻から自分の言葉を取り戻そうとして詩を書いているのかもしれない。
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