安全に狂う方法

83件の記録
- okabe@m_okabe2025年5月7日読み終わった飲酒や薬物使用などはあくまで二次症状であり、アディクションの本質は「思考」への固着である。固着それ自体が、生を維持しようとすることそのものなのだろう。 表現/創造はセラピーになる。誰もがクオリティの高低に関わらず、気軽に表現/創造できる社会であれば良いと思う。
- 炊きたて@sisizadesu2025年4月20日読んでる愛には技術が必要である、という言葉が本著に出てくる。フロムの『愛するということ』で述べられている言葉。 対立や、怒りのエネルギーは抑えると保存される。蓄えられてしまう。そのエネルギーの安全な出力方法を知らないと、不意に自他を傷つけることに繋がってしまう。 これをいかに安全にやるか、という技術の話。この本には希望がある。
- もめん@nono_200008142025年4月6日読み終わったこれも、シリーズ ケアをひらく の1つ。まず"安全に狂う"という言葉が衝撃的だった。そして、アディクションというのは基本的に依存性として捉えることが多かったので、少しそこの考えが変わった。 誰もが《固着》を持っているので、誰が読んでも良いと思う。
- 加非@chioneko2025年4月5日読み終わった兎角、この時代は生きづらい。 世の中には時代に適応し、この陽の光を一身に浴び、この世の中を自由に泳ぐ人々ももしれない。 けれど、泳げるフリをした結果、気が付けば光も届かぬ、誰にも気付かれない深海に到達する者もいる。けれど、水圧で血管は今にも内側から破裂してしまいそうだ。 そんな時、閃く。自らの身体を傷つけ血を流せば、この苦しみから一時的にでも逃れることが出来るのでは、と。 アディクションに対して、私は本書を通して、このような世界を空想した。 アディクションは、緩やかな死を通して、今を生き延びること。受け入れざるものを回避するために、消極的にもう片方を選ばざるを得ないこと。 決して望んだわけでない。けれど、それしか無かった。こちらの悪魔の契約の方が、まだマシだった。そういった選択に思えて仕方ない。
- 加非@chioneko2025年3月27日読んでる二章の途中まで読み進めた。 読み始める前の自分にとってアディクションとは、語弊を恐れず言うならば、自分にとって興味のある一分野に過ぎなかった。 なのに、どうしてアディクション当事者である筆者の言葉がここまで自分のことのように思えるのだろう。 何者でもない自分を何者かにしたかった。もがけばもがくほど、周囲との埋まらない溝を感じる。自分だけ違うスノードームの住人のように思えて仕方ない。それでも生きるしかない、この産まれ落ちてから感じ続ける欠落を抱えて。 けれど、もしその欠落を一時的にでもぼやかす方法があれば。埋めるわけでも新たな何かを得るわけでもない。ただぼやかすもの。 そんなものがあれば、自分は依存しなかったと言えるだろうか。自分はアディクションになっていないのでは無い。アディクションとなるものに偶然選ばれなかっただけだった、そう思わずにはいられない。 アディクションによって生じるドーパミンは、多幸感よりもら欠乏感と強固に結びついているらしい。今のご時世、得るためではなく一時的に埋めるために生きている人々が一体どれ程いるだろうか。
- 高橋|往来堂書店@frog_goes_home2025年3月24日読み終わった程度の差こそあれ、「アディクション」は誰しもに起こり得ることだ。根本的な生きづらさから逃れるための、一時的な避難所。しかしその先にも苦しみが待っているのなら、この世界で生き続けなければならない理由はあるのだろうか? 抜け出せないその堂々巡りに対するひとつのアンサーが、思わぬかたちで提示された一冊だった。崩壊は、自分の範疇の外側からしかやってこない。ならばその前に、こちらから狂ってしまおう。内から湧き起こる狂気を、乗りこなせ。
- 稲村絢@aya_inamu-ra2025年3月24日読み終わった@ 電車読み終わった。 何かに依存するのをやめたとき、依存を必要としていた衝動や不安をどうするのか、安全に狂うとは、自分を害さないものに依存をうまく逃すということ
- 万願寺@manganji_2025年3月20日読んでるまだ読んでる赤坂真理さんの壮絶にして誠実な、アディクション(固着、固執)への寄り添いの本。娘と母という文脈はここでも出てくる。まだ中盤だが、すでに1冊読んだくらいの質量感がある。シリーズケアをひらくは、どこまでも実践的で、ケアのための本を出し続けていて心から感嘆する。
- 高橋|往来堂書店@frog_goes_home2025年3月14日読んでる鼻水がひどくて明け方目覚めてしまい、思わぬ朝読書。「あなたには、安全に狂う必要が、あります」タイトルにも引かれているこの言葉がまさか文字通りの意味だとは思わなかった。「本当に困るのは自分の意識が及ばないところで狂ってしまうことだ。自分の意識が及ばないところで狂うのを避けるために、意識的に狂うのだ。(p.70)」
- 高橋|往来堂書店@frog_goes_home2025年3月10日ちょっと開いた16ページだけ読んだ、ねむたくてあんまりちゃんとわかってないけどとりあえずメモと付箋だけでも残しておく、明日以降の自分にまかせた──
- 高橋|往来堂書店@frog_goes_home2025年3月8日読み始めた仕事の一端として、この本を読んでおしゃべりするというのがあるのでそれのために。依存症という言葉では拾いきれない諸々を含めて 「アディクション」という概念で取り扱う一冊。アディクションとは「自分が何かに強制的にとらわれている状態すべて(p.15)」であり、「主体性を発揮したくてもできない状態(p.17)」のことである。あるいは「最初に傷を覆う方法(p.22)」とも。とにかく、基本的にこの世界は生きにくい。
- いろり@flooding_fluid2025年3月6日買った読み終わったかつて読んだ@ 三省堂書店 神保町本店(小川町仮店舗)2024年、大いなる混乱の中にあった私を助けてくれた1冊。どうしようもなくなったとき、記されている不思議で具体的なメソッドが力になる。
- 茅野@mizuumis2025年2月23日読み終わった性別について本質主義的な記述やスピっぽさには注意が必要だが、アディクション傾向があることを自覚し多少戒めの気持ちを持っている自分としてはまあ根本の問題意識はわかる