amy "男らしさの終焉" 2026年4月5日

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@note_1581
2026年4月5日
男らしさの終焉
男らしさの終焉
グレイソン・ペリー,
小磯洋光
武田砂鉄さんの「マチズモを削り取れ」で触れられていたので読んでみた 著者は異性装者であり、アーティストの男性であるグレイソン・ペリー。暴力的な継父など周囲の男性たちやジェンダーの縛りのせいで苦しんだ経験をもつ彼は、男性の最大の敵は、男性自身だと指摘している。 本書では主に男性性が支配する4つの分野について言及している。権力(男性が世界を支配する様子)、パフォーマンス(男性の服装と振る舞い)、暴力(男性が犯罪や暴力に手を出す様子)、感情(男性の感情)。 それぞれの分野で男性がどう支配し、その結果どのように自縄自縛に陥っているのかを明快な文章で描かれている。 男性性の被害者は女性だけではない。男性自身もまたジェンダーを演じることに駆り立てられている犠牲者であると著者は主張している。 著者は、人種、階級、性別、セクシュアリティ、経済学、人類学、社会学、および心理学など、さまざまな分野を横断しながら、冷静かつユーモアを交えて分析をしておりは本書の最後に、男性向けの未来のマニフェストを提示していた。 男性は傷ついていい権利、弱くなる権利、間違える権利、直感で動く権利、わからないと言える権利、気まぐれでいい権利、柔軟でいる権利、そしてこれらを恥ずかしがらない権利がある。これらの権利を行使していって、社会で規範とされている男性像、男らしさの固定観念から自由になることを目指そうという応援が含まれた1冊
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