いちのべ "N" 2026年4月5日

いちのべ
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@ichinobe3
2026年4月5日
N
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道尾秀介
6つの章を読む順番を、自分で決められる小説。 1. 眠らない刑事と犬 2. 笑わない少女の死 3. 落ちない魔球と鳥 4. 名のない毒液と花 5. 飛べない雄蜂の嘘 6. 消えない硝子の星 の順で読んだ。 物語の舞台や登場人物につながりがあるため、同じ物語でも、読む順番によって、取得できる情報量が変わってきそうで興味深い。 最初のふたつを読んだ時点では、「語り手が知らず知らず誰かを傷つける話なのか……?」と思い、四つめで「おいここまでで知ってる奴みんな出てくるぞ!?」とテンションが上がり、最終的に「奇跡」の話でもあったなあとしみじみ。 ラストにどの話が来るかで読後感はけっこう変わりそう。序盤に『笑わない少女の死』を読み、最後に『消えない硝子の星』を読んだ自分は、オリアナの存在がいちばん心に深く深く刻まれ、やるせない気持ちになった。 そして読む順番によっては、あの可哀想な仔犬がパートナーと共にここまで歩んできたのか……と感涙し、あたたかな気持ちになっていた可能性もある。 記憶が朧げになった頃にまた別の順番で読み返したいな。
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