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@apertures
2026年4月6日
貝に続く場所にて
石沢麻依
読み終わった
何が言いたいのかわからないというレビューを見てびびってたが、確かに抽象的ではあるけどそこまでではなかった。最近考えてることと似てるからかもしれない
死者を記憶すること/想起することの恣意性、「東日本大震災」として総体的に語られる際に平均化され隅に追いやられる一人ひとりの境遇 この物語化が作中ではさらりと「記憶喪失」と呼ばれるが、とても厳しく的を射たワードだと思う
幸いそういった経験は自分にはまだないが、もしこの先誰かと破滅的な別れをした時、距離を誤魔化さずに向き合い、そして手を離すことができるか。あるいは自分に深くは関わらない死を正しく悼むことができるか




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@apertures
「平均化」というのは「最も悲惨な(センセーショナルな)箇所にだけ光が当てられる」という方が適切かもしれない
<家がなくなり命も落とす>のはもちろんどうしようもなく惨いけれど、<家はなくしたけど生き延びた>人、<家も命もなくさなかったが被災した>人などにもそれぞれに辛さがあり、当事者は他と比べることなくそれを辛いと思っていいし、非当事者はその辛さを他と比べることなく見て憶えておく必要がある