
阿久津隆
@akttkc
2026年3月24日

アブサロム、アブサロム 下 (講談社文芸文庫 フA 3)
ウィリアム・フォークナー
読んでる
3時半になって、ちょっと最近、夜型というのをいいことに夜更かしし過ぎている気がすると思いながら布団に行くと『アブサロム、アブサロム!』で、長い斜体のローザの語りを抜けてからはまた面白くなってきていて、この時間が楽しみだった、シュリーヴの暴走が止まらない。
p.123
息子のヘンリーが入って来た時、サトペンはその机の奥に坐っていた。そして二人は―クェンティンとシュリーヴは―考える。父親が話をし、衝撃が収まってその言葉の意味がはっきりしないうちに、ヘンリーの眼に父親の頭の奥の窓を通して、庭をそぞろ歩きする妹とその恋人の姿が映ったのを、ヘンリーはあとで思い出したに違いないと、二人は考えるのだった。
とうとうというか、二人が考え始めた。もはやどちらかが語るのでもなく、どちらかが考えるのでもなく、二人が同時に、一緒に、考え始めた。