
自宅警備員
@riron
2026年4月6日
BUTTER
柚木麻子
読み終わった
(町田)「最近、ちょっとだけ料理するようになって。ロックだよね、掃除とか料理ってさ。愛情や優しさじゃなくて、一番必要なのは、パワーっていうかさ
…。なまくらな日常にのみこまれないような、闘志っていうかさ・・・・・・」
伶子の目がぱっと輝いた。
「そう、ロックロック!権力への反発だよ」
「こんな不平等でギスギスした世の中だから、自分の暮らしや自分の周辺くらい、自分を満足させるものでかためて、バリア張って守りたいって思うじゃん。お金かけなくても、工夫したり、手間かけたりさー。それに、その時、食べたいものを、自分の手で作り出せるのは、面倒な時もあるけど、楽しいよ」
久しぶりにこんなに元気な伶子を見て、頼もしいと思った。
亮介さんは彼女のパワーに圧倒されてもいたが、それによってきっと暮らしを守られてもいたのだろう。

