糸太
@itota-tboyt5
2026年4月6日
存在論入門
中村昇,
中村昇(哲学)
読み終わった
言葉だけは知っている、という類の哲学用語をやさしく噛み砕いて教えてくれる。これぞ入門書と言える好著。
いいなと思うのは、なんとなく分かったような気にさせつつも、頭の中に適度な疑問符を植え付けていくこと。難解な思考を丁寧に解きほぐしつつ、その表面を見通しやすくするだけでなく、深淵を覗き込める入口に立たせてくれる。読み終わった勢いそのまま、手当たり次第に門を開きたくなってしまう。
西田哲学については、いろんな所で引用されているけれど、なんとなくの雰囲気で読み飛ばしていた。今回読んでいて特に思い出したのは、藤田一照さんの坐禅の話(ただの勘違いかもしれないが)。せっかく「絶対矛盾的自己同一」にすこしだけ近づけたこのタイミングで、読み返したくなったけれど、どの本のどんな箇所だったっけか。
