
emi
@emi1110061062
2026年4月1日
春の雪
三島由紀夫
読み終わった
読了。あまりの美しさに酔わされるが、同時に清顕の「無責任さ」に終始苛立ちも覚える。
自分の美学にそぐわない現実を拒絶する彼の特権的な幼さは、若さや病気をもってしても免罪符にはなり得ないと感じた。特に、周囲や親が払わされる代償を思うといたたまれない。
翻って、法務としての自分の対応にも、彼と同じある種の幼さを抱えているのではないか……。そんな冷や汗が出るような内省を迫られる、残酷なまでに美しい一冊。この後味の悪さは、三島文学の術中に嵌まった証拠かもしれない。
