管太 "コンビニ人間" 2026年4月6日

管太
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2026年4月6日
コンビニ人間
コンビニ人間
村田沙耶香
とてつもない小説。  コンビニ店員と社会一般の普通の間で揺らぎ、コンビニ人間としての再生が描かれる。  昔は社会的にも普通だったコンビニ店員という職業は、年齢を重ねることでだんだん普通ではない「変」な存在になっていく。  普通とはなんなのか。「変な人間」というが、そこには普通という軸があり、そこから外れているから「変」という評価が存在する。社会は、普通が正しいものだと判断する。しかしその評価基準から脱却すれば、「変な人間」と判断する術を失う。さらに、もしコンビニ人間としての評価基準を採用したとすれば、「社会的な普通」が「変」になる。  だが、人間は一般的にこの評価基準の構造から逃れることはできない。大多数の人間は普通の軸があるという境地に洞察が向かない。だからこそ、文学としてこの作品は訴えかけているのではないか。  コンビニ人間が人間になろうとして、コンビニ人間として再生する話。  読めば読むほど、はっとされられる作品。
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