
はぐらうり
@hagurauri-books
2024年11月17日

楽園の犬
岩井圭也
読み終わった
戦中から戦後にかけてのサイパンを描いた良質なエンターテイメント。物語ではあるもののなにも美化されておらず良い。
終わりは、個人的にはとても良かった。戦時下のリアリティとしてどうかという部分はあるものの、自分だって知らない世代だし。
これが著者の言いたいことを描いたものであったら良いなと思う。自分も同じように思っているから。
『われは熊楠』もとても良かったし、まだまだしばらく読書の楽しみが続きそう。岩井さんのさらなる傑作に期待。
