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はぐらうり
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@hagurauri-books
本にまつわる仕事をしています。 紙の本は主に透明書店、電子はhontoを使ってます。
  • 2026年10月9日
    月の影 影の海(下) 十二国記
    俄然面白くなってきた。 難読漢字が多いとか世界観に入り込めるのかとか、気にしていたけれど、読んでみるとそこまで難儀ではなかった。前編は、これだけ人気のシリーズでもハマらないことはあるか、と若干の後ろめたさがあったが、今は最後(終わってないのか)まで読み進めたいと思っている。 楽俊はそりゃ人気のキャラだよなぁ、と思う。かわいい。 現世に馴染めず異世界に飛ばされ、ずっと帰りたいと思っていたものの覚悟を決めていく様はとても良かった。本読む人の心理をうまく突いていると思う。 次は「風の海」を読んで、そこから「魔性の子」に行くのが良さそうな気がしている。
  • 2026年10月4日
    さみしい夜のページをめくれ
    前作に続き良かった!息子が中学生になったらぜひ渡したい。 読書の醍醐味、本の選び方、読み方だけではなく、なぜ勉強をするのかなどもおしえてくれる。それも、いろんな本からの抜粋なので、ブックガイド的にも読める。 自身は勉強する意味とか考えることもなく、楽しいから問題を解いてたし、得意だからさらにやりたい、という感じだったので、それに関しては悩むこともなかった。突き詰めることもなかったけれど。それも、本を読んでいたからかもしれない。 もし子どもが何かに悩むことがあったら、この本を渡そうと思う。
  • 2026年10月4日
    月の影 影の海(上) 十二国記
    電子化したのでついに読み始める。読む順番を調べてみたらこの巻から、とあったので、こちらから。下巻も読んだら0を読もうかな。 ただただ辛い展開が続く。どこかで救いがあるんだろうと思いつつ、読み進める。
  • 2026年10月2日
    帳の向こう
    帳の向こう
    対談はわかりやすくて良い。哲学本に手を出しては挫折、を繰り返していた身としては、とてもありがたい企画。國分さんの本も読みたくなった。 なんか生きづらい、と多数の人が思っていても、成功して権力を持っている人にとっては生きやすい世の中だから、そりゃ変わらない。し、変わらないように誘導する。民主主義は時間がかかる。時間をかけなきゃいけないのに、そこに費やす時間は残っていないようになっている。 多感な時期に流行っていた自己責任という言葉がすごく嫌いで、ネオリベもその延長にある概念だなぁと思っていた。社会人も長くなり、気づいたら帳の中にしっかりと収まっている。いやいま帳の際までは戻ってきたのかも。 本を読むって、帳の向こうの行為。でも仕事でもあるので、やっぱり際にいるんだろうな。
  • 2026年9月29日
    解散ノート
    解散ノート
    あまり詳しくはわからないのでご容赦だが、解散したBiSHのモモコグミカンパニーさんの著書。とても面白いグループであることは知っていて、解散までの経緯や想いが描かれていて興味深かった。 読書家であり小説を出されていることは知っていたので、なんとなく大人びて、というか、老成しているのかなと思っていたが、親に対してとても子供じみた返答をしていて、それを曝け出していて良かった。 大事な年頃を大事な人々とともに歩んだノンフィクション。まだまだ書き続けてもらいたい。
  • 2026年9月25日
    星が吸う水
    星が吸う水
    『世界99』を読むために過去作ぜんぶ読む、の続き。「十二国記」が電子化されたので、だいぶ先になりそうではある。中編2作。 表題作 とにかく志保がよい。志保になりたい、と思って生きている気がする。地球に生きてる感覚がなく、宇宙にいると思ってるところなど。その前にも同じようなことを、どこかのページで言っていたと思うのだが、見つからなかった。なにかを矮小化(本来は一般化であるはずなんだけれど)せずに大局をみる、概念として受け止める感じがとても心地よい。 ガマズミ 主人公の、主張するわけではないけれど、みんなこうであったら良いのにな、平和なのにな、と思っているような感じに好感が持てる。村田さんの作品には誰か一人、良いなぁと思う人が出てくる。 どちらも性が中心にある話。問題意識というか書くべき理由があったのだと思う。今は多様性といえるが、当時はどうだっただろうか、というか今でも偏見と固定観念に満ちている感じはあるので、村田さんは伝え続ける役目を負ったのだなと思う。
  • 2026年9月20日
    のんフィクション ヒーロー誕生
    『あまちゃん』の能年玲奈しか知らなかったけれど、こんなに技術に下敷きのあり、演技にのめり込んでいる人だとは。なんかいろいろと出演作を観たくなった。 芸能界の騒動に巻き込まれていた印象は強い。その後アート活動をやられてあるのをみて、良いなぁと思っていた。名前取り戻せると良いなぁとも。 もちろん本人も苦難ではあったが、確固たる信念を持って活動してそれが日の目を見て、と素晴らしい活躍ぶり。なんとなく、昔こういう人になりたいと思っていた自分を思い出した。
  • 2026年9月16日
    戦争犯罪と闘う 国際刑事裁判所は屈しない
    ICC所長の赤根さん。トランプのニュースで知り読むことに。これは大変なお仕事だ。 初っ端、プーチンからも指名手配されていることを知る。トランプの制裁対象だけではなかった。ロシアもアメリカも、となると独裁政権の目の敵、ということなのだろう。 ICC設立のベースとなっているローマ規程の非締約国は、アメリカ、ロシア、中国など。推して知るべし。 大学で法学・政治学を学んだ程度ではあるけれど、司法の独立性が脅かされるのは非常に恐ろしい。日本も例外ではない。赤根さんの任期もまもなく切れるということだが、誇らしいし、無事であってほしい。
  • 2026年9月11日
    熊はどこにいるの
    これは良かった。かなりザラっとした読後感。ずっとなんともいえない余韻が残る。 前半はまだ穏やかだった。食べ物の描写は美味しそうで、ユキの成長を見守るさまも微笑ましかった。うちは「お、あ、おー」じゃなくて「はよー」って言うな、とか思っていた。 熊も、この人のことなのか、と早合点したが、そうではなかった。簡単なことじゃなかった。どこにでもいた。 男性性が嫌な感じで出てこないこともあって女性性が嫌な感じに映る。こんな小説は読んだことがなかった。
  • 2026年9月8日
    白魔の檻
    白魔の檻
    前作同様、トリックはもうよくわからないのだけれど、ストーリーが面白い。医師作家のなかでも、より専門的に描写する方ではないだろうか。 登場人物にもストレスなく入り込める。長編だけれど、良い読書体験になる感じ。 ジャンルは医療サスペンスだろうか。推理物でもあるし、密室パニック的でもあって盛りだくさん。
  • 2026年9月2日
    殺し屋の出世術
    今作も面白かった。明らかに続編がある終わり方なので、まだまだ楽しめそう。 殺し屋稼業なのに、至る所に「良い会社とは」「良い上司とは」が出てくるので、ビジネス書(カルト的啓蒙?)のような趣きもあって面白い。組織である以上、必要なことなのかも。 チートではないけれど、ピンチも「どう切り返してくるのか」と安心して楽しめるのも良い。そろそろ読者への裏切りも欲しいところ。続編に期待。
  • 2026年8月30日
    激しく煌めく短い命
    長かった!しかししっかり読んだ! 差別というかマイノリティが何階層にも連なって、それを取り上げるのはいかにも小説だけれど実際にいくらでもいる人々なんだろうと思う。 中学生編はもう自分からは離れすぎてしまって解像度的なものはわからない。でもこれだけ長くても描かれない生きる苦しさも想像できる。 社会人編、池袋の言語化に「たしかにそう」と唸る。自分も朝5時の池袋で、見事に店からほっぽり出されて殴られ蹴られるサラリーマンを見たことがある。 人生は短い、と悟れる人は強くなれるのだと思う。綿矢さんもなんとなくそう思っている人な気がする。
  • 2026年8月19日
    目が
    目が
    30分ほどで読めるモキュメンタリー。 お化けのような得体の知れない怖さ、という感じではないものの、人間そのもののある種の怖さがある。本作は、都度都度感じるものではないけれど。 ここから読むと本作で終わりそうではあるが、過去作を読んでいる人にはハマりそう。
  • 2026年8月18日
    愛と哀しみのスワローズ
    小さい頃のヒーローは池山だった。次に古田。この二人の引退試合は、幸運なことに球場に観に行けた。まだチケットも取りやすい時代だった。 その次に好きな選手が伊藤智、飯田、そして高津。古田はまさかの兼任監督となったけれど、そのほかに誰かが監督をやるなんて思ってもみなかった。それが高津、そして池山とは。あと真中。 日本一、リーグ連覇の頃は本当に試合を観るのが楽しかった。タレントも揃っていたし、昔好きだった選手が監督としてファンを喜ばせている姿も嬉しかった。だから、負けが込んで高津が批判されるのは耐えられなかった。 池山の監督就任も、いまのスワローズの監督やって大丈夫なのかという不安が勝った。 絶対大丈夫、でしたね。また何かの形でスワローズに戻って来るのを、楽しみにしています。本の感想じゃないな。
  • 2026年8月10日
    サイレントシンガー
    『博士の愛した数式』をたしか学生時代に読んで以来の小川洋子さん。いつのまにか大作家になってしまった。 「内気な人」のコミュニティで幼少期を過ごし、そのままそこで働くことになった少女の、静かな物語。どことなく幻想的だけれど、ファンタジーではない感じ。 静かなとこで読むべき本だった。おしゃべり禁止の喫茶店とか、夜とか、何も聞こえない満員電車とか。ノイズがあると途端にストーリーを追えなくなる、不思議な感覚。
  • 2026年8月4日
    名探偵にさよならを
    名探偵にさよならを
    過去作同様に著者のミステリ好きが存分に発揮されてて好感。楓との連携プレーが気持ち良い。泣ける。 別の場所のセリフもとつぜん来て、泣ける。「今でも信じられない。亡くなったんだ。〜」のくだり。 これで三部作が完結。本業のラジオが忙しいのは重々知っているんだけれど、初心者向けのミステリを書く良い作家さんでもあるので、次回作も楽しみにさせてもらいたい。
  • 2026年8月2日
    名探偵じゃなくても
    名探偵じゃなくても
    最終作を8割方読んだところで、あれ2作目読んでないな、となり、こちらを先に。いろいろと繋がった。 相変わらず作者がミステリ好きなのが溢れていて良い。あまり知識がないのでわからないところも多いけれど。
  • 2026年7月28日
    ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 21
    ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 21
    ちょっと落ち着いたら読もうと思ってたら半年以上経ってしまって、次の巻の書誌が出ていて焦る。 いよいよ最終章というところで熱い展開。風呂敷が畳まれていっているのを感じる。不覚にも少しうるっとするなど。歳も感じる。
  • 2026年7月22日
    丹心/まごころ
    芥川賞候補作の表題作と、新潮新人賞受賞作の「さびしさは一個の廃墟」併録。 これはやばい。まったくわからん。これを書いた人がいるということと、これを評価した人がいるということへの敬意しかない。 純文学は奥が深い。
  • 2026年7月16日
    ギンイロノウタ
    ギンイロノウタ
    野間文芸新人賞。短い中編と長い中編の二作品。 「ひかりのあしおと」 いくつかのメタファーがあるように思うが支配からの卒業ということなのだろう。でも単純におどろおどろしい村田沙耶香世界観の物語として良かった。 「ギンイロノウタ」 これも同じ世界の話。親からの支配と合わせて、生じてしまっている自身からの支配からの卒業。頭のなかのものを物語として昇華させていく凄まじさを感じる。小説家ってすごい。
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