しおり "アフター・ユー" 2026年4月7日

しおり
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@Kaffee5888
2026年4月7日
アフター・ユー
「いたこと、ってみんな、どうやって信じてるんでしょうか」119 めっっちゃよかった。一穂ミチ作品の中でもナンバーワンかも。動線もわかりやすく、主軸で動いている人の動機も見やすく、長編いっちょここいらで読みたいな!っていう人にオススメできる作品でした。最近ありがちなどんでん返しとかは無くて、不要な詮索をしなくて済んだのがすっと頭に入りやすかったのかも。騙されたっていう感覚って快感にもなり得るし、不信感にもなるからね。 とはいえ、内容は重たいし、読後気持ちが晴れやかになることはない。のこされた人間の話ってどうやっても完全な晴れになることはないんだろうなぁ…。でも生きていると、必ず明日は来るし、未来のことは考えなきゃいけないし、お腹は空く。だからこそ、過去になんとか区切りをつけて、なんとか意味を考えて納得させて、それでどうにか生きるしかない。 「アフター」「ユー」、その後の貴方、亡くなった人のアフターはないからきっと遺された人のアフターの話。捜しに行かなければ明日も生きていたのに、と思って待ち続けて祈り続けるのも一つの選択だけれども、その人の存在証明は生きている人や待つ人にしかできないことなんだろうね。そう思うと、脳内だけで生かし続けるか、それとも生きていたという事実も掴むべきか、悩むな。どちらも厳しい選択。 それにしても〇〇、本当に腹立つな。
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