yuta "わたしの言ってること、わかり..." 2026年4月7日

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@fu_yu-t
2026年4月7日
わたしの言ってること、わかりますか。
わたくし、つまりNobody賞から。 池袋の三省堂で見かけてからずっと気になっていて、図書館で予約した。早く読みたい
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@fu_yu-t
今日借りてきた
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@fu_yu-t
私たち、書きたいものが全然違うみたい。拓ちゃんは、拓ちゃんみたいな人を明るいほうへ連れていけばいいし、私は私みたいな人を安心させるようなうす暗い場所を つくりたい」
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@fu_yu-t
そこは拓ちゃんにとっては陽だまりの楽園だとしても、私にとっては逃げ場のない日照りだ。そこで生きようと思っても、アスファルトに放り出されたミミズのように干からびてしまうだろう。それぞれの楽園が違うからこそ、救える人がそれぞれ違うからこそ、私たちは書くべきなのだ。
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@fu_yu-t
人間関係が煩わしいと言うと「私も?」と言われることがある。私は決まって「君は違うよ」と答える。君も君もと言いなおし続けて、結局全員に「君は違う」と言う。 結局のところ、私は私に関わってくれる人全員が愛おしい。傷つけたくないから考えて、疲れるのだ。どうか、嘘つきだなんて言わないでほしい。私が望んだ私の顔で、できるだけずっとそばにいてほしいと願う。人の来ることほど嫌いことはない。そうは言っても、君は別。本当だよ。
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@fu_yu-t
声の小さい私のまま、そんな自分を受け入れて心穏やかに過ごすために、私はいろいろなものを放棄しなければならなかった。黒人系ハーフのイメージ、組織での労働、ある層からの印象の良さ…・・・・・。私は声は小さいが、言いたいことがないわけじゃない。 それを「声が小さい」という情報に惑わされずに聞いてくれる人は、実はほとんどいないのだ。
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@fu_yu-t
昔、ビッグダディがテレビの中で「俺はこういう人間だ」とぶっきらぼうに言っているのを聞いた。あのときは「めちゃくちゃなことを言うな」とテレビの前で憤慨していた幼い私だが、今ならあのときのビッグダディの気持ちが少しわかる。ビッグダディが一体なにに対してそう言ったのかは憶えていないが、たぶんビッグダディは自分のなかの譲れないものを守ろうとしたのだ。それも、世間的には決してめられるようなことではないものを。良いものであるか、悪いものであるかは、結局のところ比較されることで判断される。相対的に決して良いとは言えないことでも、これを譲れば自分ではなくなるというもの。彼はそういうものを守っていたのかもしれない
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@fu_yu-t
私は言葉を聞き流さなくなった。わからない言葉には線を引いてすぐに調べ、難しい言葉は頭の引き出しのすぐ取り出せるところに置いた。相変わらず話すのは得意にならなかったが、文章では桐の箱の継ぎ目がぴったりと合わさるように、寸分違わず伝わるように考え続けた。恥ずかしいなんて言わせない。貴方たちが一色の紅で梅の花を描くのなら、私は十の色でその花びらを描いてみせる。私は日本人だ。誰にも違うなんて言わせない。
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@fu_yu-t
復讐ではなく、心から言葉が好きだと思えたとき、私が描く花の色はふたたび増えていくだろう。額に入れて見せびらかすのではなく、ただ「結麗だね」と言ってもらえるように、私は言葉を誰かと一緒に使いたい。
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