鳥澤光 "文學界 2026年 5月号" 2026年4月7日

鳥澤光
鳥澤光
@hikari413
2026年4月7日
文學界 2026年 5月号
特集「室内と文学」で漫画家の池辺葵さんにインタビュー。 いくつものエッセイの、短い文章のなかに、ギサリギサリ快くぶっ刺さる言葉があって楽しい。 小池水音「窓を覗く」がいい。《ひとがどのようにしてもその向こう側に至ることの叶わない、記憶の限界そのものを表したような、平面的で暗い陰》。《ショベルカーの鋼鉄の爪によってきっと薄紙のように引き裂かれた姉の部屋の出窓を、それでもそとから覗きこんでいるような気持ちになることが、いまの部屋の出窓を前にしていて、ときおりある》。さまざまに、まっすぐに記憶を書いて、記憶が置かれる場所を作り続けている。 町田康「頭蓋の縁側」の美しい入れ子の構造に迷い込みたい。朝吹真理子×西沢立衛の対談は話し声がきこえてくる。文學界新人賞受賞の二作も読もう。
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