
ni
@u_kiuki30
2026年4月8日
ディディの傘
ファン・ジョンウン,
斎藤真理子
読み終わった
「d」を何度も読んだ 真空管の中の真空とは、愛する人を突然失ったd自身であり、世主大路の交差点であり、dが考える死(永遠にその続きを持ち得ないもの)でもある でもそれはただの空白や無ではない その中に流れる光や音があり、それによって人が奏でる雑音すらも音楽として聴くことができる 孤独だと思っていた自分がいつの間にか光の中にいたことを知ることもできる それは触れば熱く、確かな力を持っているものなのだと 今まで語られたファクターが最後一気にこの真空管に集約され、その力が一言で証明される あまりに力強く、美しい結末だと思った
「何も言う必要がない」は話題が縦横無尽に走るのでやや戸惑ったけど、最後には生活(食卓)の力を信じるという主人公の想いには共感するところがあった 物語の流れも素晴らしい上に諸所の表現も好きだった もっとファン・ジョンウン読みたい

