ディディの傘
27件の記録
ni@u_kiuki302026年4月8日読み終わった「d」を何度も読んだ 真空管の中の真空とは、愛する人を突然失ったd自身であり、世主大路の交差点であり、dが考える死(永遠にその続きを持ち得ないもの)でもある でもそれはただの空白や無ではない その中に流れる光や音があり、それによって人が奏でる雑音すらも音楽として聴くことができる 孤独だと思っていた自分がいつの間にか光の中にいたことを知ることもできる それは触れば熱く、確かな力を持っているものなのだと 今まで語られたファクターが最後一気にこの真空管に集約され、その力が一言で証明される あまりに力強く、美しい結末だと思った 「何も言う必要がない」は話題が縦横無尽に走るのでやや戸惑ったけど、最後には生活(食卓)の力を信じるという主人公の想いには共感するところがあった 物語の流れも素晴らしい上に諸所の表現も好きだった もっとファン・ジョンウン読みたい

もぐもぐ羊@sleep_sheep2025年5月23日読み終わったP120 「何もいう必要がない」を最後まで読んだ。 いくつかの実際にあった事件や出来事について、なかったことにされた人たちの声を掬いあげるような話だった。 延世大学事件で結果として立て篭もることになってしまった学生たちに対して、女子学生に対して警察官が放った言葉があまりにも酷い。 「マンコはどうやって洗ったんだよ 汚ねえアマども」 また立て篭もりが長期に渡り、衛生用品がない中で生理がきてしまった女子学生は経血を垂れ流すしかなく、事件後に大学が通常に戻っても月に一度一定期間休むようになってしまい、恐らく事件の時の生理の記憶がトラウマになっているのではないか、と主人公たちは話していた。 セウォル号事件のデモの話や弾劾裁判の話など、それを経験した人たちの視点で書かれた物語はニュースで知るそれよりも臨場感があり、また参加者の切実な思いが伝わってきた。 読み終えるにはちょっとしんどいパートがあり(女性差別やセクハラ、パワハラなどの描写)時間がかかったが、読んでよかった。 巻末の訳者解説がとても丁寧で物語の解像度を上げてくれるので、もしこれから読む人は本文を読む前に訳者解説を読むといいかもしれない。 韓国語から日本語に訳出するにあたり、性別を区別しない韓国語表現を日本語にするために考えたことなども書かれていて著者の意を最大限に汲み上げようとした斎藤真理子さんの仕事にいつもながら素敵だと思った。









もぐもぐ羊@sleep_sheep2025年5月19日まだ読んでるd(p118まで)とあとがき、日本の読者の皆さんへ、訳者解説を読んだ。 先にあとがき〜訳者解説を読んだので、物語の背景を把握して読み進められた。 恋人を事故で亡くしたdが喪失を埋められないまま、一瞬一瞬をただ死んでいないから生きている日々を送っているのが痛々しかった。 恋人のddが遺したレコードを聴いている時、dはどんな気持ちなのだろう。 またdが友人と街を歩いていた時、ちょうどセウォル号の事故から一年でたくさんの市民が追悼のために光化門に向かっているのを警察が阻止するために車輌や人員をたくさん動員していたシーンが印象的だった。 また友人が、戦争や革命について語っていて、自分たちは戦争と戦争の間を生きていると言っていた。 世界中で戦争が起きていて、特に朝鮮半島は北朝鮮の動向次第では韓国との戦争になってもおかしくないし、兵役を経験した男性ならではの考えだなと思った。 朝鮮戦争と次に起こるかもしれない戦争の間を彼らは生きているのか。 ちょうど残り半分。 続きも気になるけど今日は寝る。




もぐもぐ羊@sleep_sheep2025年5月19日読み始めた以前図書館で借りた時はページが進まなくて返却してしまったのに、今回はなぜかするする読める。不思議。 買ったから返却期限に追われずに自分のペースで読めるのが心理的にいい方に働いたのかな?
































