みほん
@__8mkc
2026年4月8日
性的であるとはどのようなことか
難波優輝
読み終わった
性的さの再定義、性的認識を行う我々の心理、性的表現が抱える問題など、忌避されがちな「性」の話題を茶化さず、高尚にもせず程よいバランスで展開する本著。
結論「謎めきはえっち」に落ち着くのかなと思った。
性的であるということは、突き詰めれば普段隠している自分、プライベートな自分を開示することであり、そこにえっち(美的感覚)が生じる。
性的指向とは自分の性的な物差しのことで、男女どちらかしかえっちを感じない人もいれば、男女どちらもえっちだよな〜と思う人もいる、そもそもそんな物差しない人もいる、そのくらいの認識でいいのかなって。(性的接触があったときに「お前に開示されたとて!」と思うか「お前そんな顔もするんだな……」と思うかという美的判断)
ここから考えれば、友愛が恋愛に発展することはあり得ることだと思う(しないこともあると思う)。
相手の謎めいた部分をえっち(美的)だと思えれば恋愛に向かうかもしれないし、やっぱり「てめ〜の謎なんて知ったこっちゃねえ〜」と思えば友愛のままだし。
その判断基準が性別なのか容姿なのか性格なのか知性なのかはたまた別のところにあるのか……は人それぞれの趣向で。
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友愛/恋愛の話からは逸れるけど、「オースティンの発語内行為」「性的表現は空間を性的雰囲気に変える」「えっち(美的)ペルソナが性的ペルソナを規定する」「性的表現は人々の日常的ペルソナを破壊、制限する」の話が結構面白かった。
あと「人間の根源的な欲望は同一化である」という指摘もフロムと同じで知識の連関を感じた。やっぱりLCLだ〜〜〜〜〜