みほん
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- 2026年4月25日
自殺論デュルケーム,宮島喬気になる - 2026年4月17日
- 2026年4月13日
編集をひもとく横井広海,田村裕,臼井新太郎気になる - 2026年4月13日
編集の提案宮田文久,津野海太郎気になる - 2026年4月13日
- 2026年4月13日
出版文化と編集者の仕事大竹永介気になる - 2026年4月8日
緋色の研究アーサー・コナン・ドイル,日暮雅通気になる - 2026年4月8日
性的であるとはどのようなことか難波優輝読み終わった性的さの再定義、性的認識を行う我々の心理、性的表現が抱える問題など、忌避されがちな「性」の話題を茶化さず、高尚にもせず程よいバランスで展開する本著。 結論「謎めきはえっち」に落ち着くのかなと思った。 性的であるということは、突き詰めれば普段隠している自分、プライベートな自分を開示することであり、そこにえっち(美的感覚)が生じる。 性的指向とは自分の性的な物差しのことで、男女どちらかしかえっちを感じない人もいれば、男女どちらもえっちだよな〜と思う人もいる、そもそもそんな物差しない人もいる、そのくらいの認識でいいのかなって。(性的接触があったときに「お前に開示されたとて!」と思うか「お前そんな顔もするんだな……」と思うかという美的判断) ここから考えれば、友愛が恋愛に発展することはあり得ることだと思う(しないこともあると思う)。 相手の謎めいた部分をえっち(美的)だと思えれば恋愛に向かうかもしれないし、やっぱり「てめ〜の謎なんて知ったこっちゃねえ〜」と思えば友愛のままだし。 その判断基準が性別なのか容姿なのか性格なのか知性なのかはたまた別のところにあるのか……は人それぞれの趣向で。 —————————————————— 友愛/恋愛の話からは逸れるけど、「オースティンの発語内行為」「性的表現は空間を性的雰囲気に変える」「えっち(美的)ペルソナが性的ペルソナを規定する」「性的表現は人々の日常的ペルソナを破壊、制限する」の話が結構面白かった。 あと「人間の根源的な欲望は同一化である」という指摘もフロムと同じで知識の連関を感じた。やっぱりLCLだ〜〜〜〜〜 - 2026年4月8日
教養としての落語立川談慶読み終わった落語のいろは、落語家の出世、名作古典など落語の基礎の基礎、ベーシックな所を網羅していて読みやすかった。 中でも印象に残ったのは「落語はジャズ、歌舞伎はクラシック」という対比。 古典を自己流に再編して継承する落語と、アレンジを重ねて音を紡ぐジャズの相似性に目がいくとはなんとも洒落。 気難しさや格式高さとはむしろ距離がある、大衆迎合を出発点とした落語の魅力、心得ました。 寄席行きたくなるなア〜〜 「持ちつ持たれつ」「小さな迷惑をシェアする」、落語世界の柔らかさを今の時代でも貫いていきたいね - 2026年4月7日
愛するということエーリッヒ・フロム,鈴木晶読み終わった愛とは「落ちる」のではなく「みずから踏み込むもの」という指摘は尤もで、愛することに怖気ついてうだうだする自分の覚悟のなさを改めて突きつけられた。 人と向き合う勇気がないというか、好意の先を誤認してるというか。 とはいえ、愛なんて時代によって移ろう不確かなものじゃないのか、恋愛観だってここ百年でも相当移り変わってるじゃないか、とは思ってしまう。 この本が述べている結論が、時代に左右されない普遍的な「愛の形」を目指しているんだろうっていう理解はできるけれど……(「愛とは、成熟した人間による能動的な内なる表象行動である」) 閑話休題。下記二つのセンテンス、本文中では否定的なニュアンスで語られているけれど安易に切り捨てるには惜しいくらいに美しい。 この本がとっつきやすい理由のひとつに訳者の努力の影があるのを肌で感じた。 《愛し合った人々は孤独感からの避難所として、世界に対してふたりからなる同盟を結成する。これは利己主義が二倍になったもの。》 《こうした関係(結婚を役目を果たす労働者のチームのようにみなす関係)では、結局ふたりは死ぬまで他人のままであり、けっして「中心と中心の関係」にはならない。》 以下、まだ自分の中で推論の余地がある点 ◎性的満足が愛の結果だというのなら友愛の根底にも性的欲望は潜むのか(フロイトは「友愛もまた無意識化では官能的な愛である」というが、それならば友愛と恋愛はどう区別をつけるのか) ◎友愛があらゆるタイプの愛の根底にあるというのなら恋愛は友愛の果ての姿なのか ◎あらゆる他人に対して「汝の隣人を愛せ」というのなら、恋愛の相手と友愛の相手の線引きはどこで行われるのか - 2026年4月7日
ざんねんな食べ物事典東海林さだお読み終わった82歳という著者の年齢に驚くほど明朗かつフレッシュな文体! 全編通して古臭くない雰囲気と老練された着眼点がいいバランスで、散りばめられたユーモアも程よく、おもろ〜なエッセイ。 万物愉快認識論面白派、痒み産業、流行歌と自分史、哀れを食べるトコロテン、皆が踊り出す酒造見学ツアーetc… - 2026年4月5日
外科室・天守物語泉鏡花ちょっと開いた外科室だけ読んだ。 「あなただから、あなただから」の哀訴を聞いて胸が苦しくなった。と同時に、そこまで人を想えることの美しさに打たれた。 あなたとならいいよって思える人と歩いて行きたい。 結局どういう愛に落ち着けばいいのか、楽なのか、腑に落ちるのか、終着点を日々探している。 岡真史の『みちでバッタリ』 みちでバッタリ 出会ったよ ︙ でもぼくにとって これは世の中がひっくりかえることだヨ あれから なんべんも この道を歩いたヨ でももう一ども 合わなかったよ - 2026年4月5日
詩のこころを読む (岩波ジュニア新書)茨木のり子読み終わった色んな詩人に出会えた、詩の案内所のような一冊。 熟練された詩人たちの凝縮された言葉の濃度にいくらか戸惑ってしまうような作品もあったけれど、それを解きほぐしてくれる著者のコメントが秀逸。 今を生きる私たちと近い言葉の扱い方で、とても1926年生まれとは思えない。茨木女史、優しいひとなんだろうな。 谷川俊太郎「透明な過去の駅で 遺失物係の前に立つたら僕は余計に悲しくなつてしまった」 谷川の詩はうっとりするほど洗練されていて世界観が明確で、静か。 そしてやっぱり米津玄師が「大きく影響を受けた」と公言しているだけある。ひしひしとその影響を感じる。 一番初めに紹介されているということを差し置いても抜きん出ているなと言わざるを得ない。 高良留美子「ふたつの乳房に 静かに漲ってくるものがあるとき 私は遠くに かすかな海鳴りの音を聴く。」 新川和江「ひとつやねのしたにすめないからといって なにをかなしむひつようがありましょう」 川崎洋「むやみに はやい あれは ひどくとおくのほうを」 工藤直子「暖ったかいのだもの 散歩は したいよ ちびへびは おうちに鍵をかけて ぷらぷらでかけた」 岩田宏「おれはリイ君が好きだった リイ君おれが好きだったか」 吉野弘「生命は その中に欠如を抱き それを他者から満たしてもらうのだ」 河上肇「羨む人は世になくも、 われはひとりわれを羨む」 心に残った詩は、二度目三度目に出会った時に見覚えがあるような顔をしているようになるね。 - 2026年4月5日
メダリスト(14)つるまいかだ読み終わったメダリスト毎巻5回は泣ける、なんならほとんどずっと泣いてる。 みんなの精神的な成長でも泣けるし演技が上手く行っても泣けるし誰かが誰かを思いやってる描写も泣ける。 関係性が天才的(いのつか、いのひか、つかよだ、つかりお、ひかりおetc…)だし、物語の展開も言うことないくらい素晴らしすぎるし、読み手のヘイト管理までもお上手。 読者がお?ってなりそうなところで読者の感情を代弁するキャラが出てきて掻っ攫っていくの、見事。 だからこそちゃんと最後までおもろくあってくれ、、、って気持ちが拭えない。これで途中で解釈違い起こしたらどうしようしんじてるよつるちゃん、 あと12巻の理鳳くん、さすがに叫び散らかしキャパオーバーだった。主人公が恋愛しない代わりにラブコメ担当してくれてるのほんとありがたい。大破顔。采配が天才的すぎる。 - 2026年4月5日
海獣の子供(5)五十嵐大介読み終わった「顕微鏡ができる前、人間にとっての世界はもっと大雑把なものだった。望遠鏡ができる前、世界はもっと小さかった。今見えているものが世界の真実とは限らないだろう?」 ジムのこの台詞がほぼこの作品の要約。 海の神秘を覗く話かと思いきや、宇宙の理、生命の起源までも包括した壮大なスケールの作品で、読んでいる間中人生観を根底から揺さぶられていたと言っても過言じゃない。 漫画の内容を全部鵜呑みにすればスピリチュアルな側面が強いように見えるけれど、それでも自分の手のひらの外にある世界を信じてみたいなと思えるストーリーだった、と思う。 江ノ島が舞台(おそらく)だし登場人物も日本人がメインだから物語的には我々の生活と地続きなところがあるように思える。だけど、「光になって消える」事件や、随所散りばめられた伝説や神話はSFちっくで捉え方が難しい。 絶妙なバランスで構成されていて時折掴みどころのなさにぞくっとする瞬間もあって、未知のものに対する恐怖と好奇心は表裏一体だなと感じたり。 フィクションとして切り離してしまうには距離が近くて、リアルな話だと思うには突拍子もない。読み手の想像力が試されてるなと思った。 この作品からあの「海の幽霊」を作り出した米津玄師はも〜〜うさすがとしか言いようがない。音でも歌詞でも作品を表現してる。 「宇宙の総重量の90%以上は正体不明の暗黒物質が占めていることになる。———僕たちは何も見てないのと同じだ。この世界は見えないもので満たされていて、宇宙は僕たちに見えているよりずっとずっと広いんだよ。」 「波打ち際は生と死を分かつ際、生者と死者が入れ替わる境界」 - 2026年2月25日
宝石の国(13)市川春子読み終わった念願『宝石の国』読了! 世界観が薄暗いからこそ、宝石たちの輝きがより際立っていて美しい 「月に攫われるのを待っている」とか「ボルツさえいなければ」とか関係性に満ち満ちてる台詞が良いのと、毎巻明かされてく秘密が綺麗で残酷で癖になる〜〜〜〜 ただマーレに行ったところから雲行き怪しくなってきたのと地ならしでもう絶句だったのでトータルとしてはうーーんって感じ(前半部は本当に美しかったんだけど……) 特にフォスとシンシャの関係性で心が痛かった 照れていたシンシャは、フォスに期待をしていたシンシャは、夜の中で一人苦しんでいたシンシャは、フォスが月に行った時点でもういなかったのだと思うと……あまりにも……フォスフォフィライトが報われなくて…… アンタークもゴーストもカンゴームもみんなみんな最終的にはフォスを置いて行ってしまった - 2026年2月24日
詩のこころを読む (岩波ジュニア新書)茨木のり子気になる - 2026年2月24日
外科室・天守物語泉鏡花気になる - 2026年2月24日
九十歳のラブレター加藤秀俊気になる - 2026年2月5日
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