
tsuna
@Oneok691
2026年4月8日
明け方の若者たち
カツセ・マサヒコ
読み終わった
読了。
20代のマジックアワー、誰かを本気で好きになること、溢れ出る幸せも切なさも、全て詰め込んだ作品。それに近い経験をしたなぁ。色で言うと「群青」がぴったり当てはまるような人生の季節を濃縮した小説だと思いました。
登場する「彼女」は、おそらく自分のことが好きで、自分のアイディアや好きなアーティスト、ファッションなんかに強い意志や自信を持ってる感じがあって。きっとそこに主人公も惹かれてたんだろうと思う。けどその「彼女」はそのぶん奔放で、つまり相手より自分のことが好きなんだろうな、というのが所々で分かってしまい、自分にもそんな要素があるな…と急に身に覚えのある感じがしました…
大学時代で出会って、でもその彼女が実は既婚者だったことを知った時は、んーーー、、難しい。ハタチくらいで読んでたら共感できたのかもしれないけど、今27歳になった私は、そういう危険な行為を肯定しちゃうようで、美しいと思えなかったかな…
人を好きになるという行為がいかに儚くて、終わりがあることはどれだけ絶望の淵に立たされることか、リアルでした。
ただ、言葉選びが少しくどくて…もしかしたら映画で見た方が、雰囲気全体を真正面から楽しめたかも、、?と思いました。
