
gato
@wonderword
2026年4月8日
The Empusium
Olga Tokarczuk
216pまで。
Thiloと一緒に墓地を見て回ったWojniczがこの土地に潜むものの気配を感じ取りはじめてから加速度的に面白い。アルプスで孤独に生きる男たちのダッチワイフ 'tuntschi'をめぐる色々、予想以上にヤバい酒だった'Schwärmerei'、その酒に取り憑かれて夜中に起きてくる結核患者たちの談義とその裏に張り付いた恐怖。
若き風景画家のThiloがカンディンスキーやレジェと共に名前をあげた同時代の画家、Robert DelaunayとLyonel Feininger。検索してみると非常にカッコいい。
'Drive your plow over the bones of the dead'と同じく、昨今言うところの「因習村ミステリ」を「因習」側から書いているような味わいがあって、異物になった都会人の居心地悪さと、そいつらの傲慢さを陰で笑う地元民双方に共感して楽しめるところが意外にエンタメ度高い。