
瀬野わたる
@books_for_two
2026年4月8日
呪文の言語学
角悠介
読み終わった
赤ちゃんを見つめすぎると「邪視」になる。
風に当たったら綿を片耳に詰める。
国が定めた職業カテゴリに「占星術師」がある…
今も呪術と魔女の伝統が息づくルーマニアで呪文を言語学する。
文化人類学や歴史の読み物としても面白い!
呪術や呪文も興味深いけど、さらに興味を引いたのは「正教」と「ロマ」のはなし。
11世紀にローマとコンスタンチノープルが喧嘩別れしてできたのがカソリックと正教。
バチカンの中央集権であるカソリック、対して正教は地方分権。
東方三博士、研究していたのは…実は「占星術」!
三博士の礼拝は、呪術が救い主に商売道具を渡し、キリスト教の軍門に下る、という物語にも、ユダヤ教徒が眠りこけていた頃に占星術師が救い主を見つけたという勝利の物語にも読める。

