呪文の言語学

56件の記録
- sataka@satakan_4432025年8月24日読み終わった呪文を言語学的に分析し、その最小構成要素を探る3章がやはり面白い。ルーマニアの呪文は、定型詩や祝詞に近いものを感じた(メロディーは無いらしいけれども)。
- ハム@unia2025年8月20日読み終わった呪文、ルーマニア、魔女、魔術、詠唱、護符など厨二病をこじらせている身としてはものすごく楽しい時間を過ごせた。 呪文を分析するうえでの前提知識として説明されるルーマニアの魔女について、文化についてが興味をそそられっぱなし。 日本って魔女好きですよね(偏見か?) ルーマニアの呪文のバリエーションのなんと多いこと。 それらをコーパスとして言語学的なアプローチをしていく試み、最高。 学術書ではないからかなりライトな書き方をしてて、ガチガチな言語学テイストなものもあれば是非読みたいなと思う。 「特殊なテキスト構造が魔力を生産し、ことばに力を持たせて呪文に変える」 ことばが世界を切り取り表現する鍵になって、そこに魔力を感じる仕組みを合わせると。 言語学って実はかなり守備範囲の広い学問でめちゃくちゃおもしろいのに地味な感じで見られがちなのなんでだろう。
- はな@hana-hitsuji052025年8月6日気になる@ TOUTEN BOOKSTORE最近の気になる本の傾向的に、言葉や言語とそれに付随する対話や自分が今の時点で何を理解出来るのかを知りたいということがあるのかもしれない🤔
- 芝生@grass-sbf2025年8月3日読み終わった面白かった!ことばがもともと持つ力(それを発することによって世界に作用する力。魔術的かどうかに関わらない)と、それを工夫して求める作用を努めるよう組み立てたのが(少なくともルーマニアにおける、残っている)呪文と理解した。その実際の効果は置いておいて、ことばの"力"を人が信じてきた証が詰まっている本だと思った。ことばは人も自分も動かす。その結果世界を動かす。そういう根本的な通念を感じると、言語学を学んだ者、利用している者として嬉しくなる。
- 芝生@grass-sbf2025年8月2日読み始めた発売前から気になってた。面白くて1章一気に読んでしまった。言われてみれば私たちは「魔女」といえば西欧のキリスト教文化における断罪対象としてのそれをベースにした存在のことだと思い込んでいる。1章は筆者の体験談も交えながら、ルーマニアにかつて、そして今もなお人々の生活に根差して当然のように存在している魔女と、その受容について語られる。読みやすい。このあとの章も楽しみ。