
ハンナ
@hannah_39514
2025年3月17日

最初の悪い男 (Shinchosha CREST BOOKS)
ミランダ・ジュライ,
岸本佐知子
読み終わった
だれが欠けてもクベルコボンティに会えなかった、そういう物語だと理解した
誰かひとりと誰かひとり、その関係性だけにフォーカスして、「その他」でくくってしまう小説が多い中で、
ひとりの人生を作るものは、絶対的な関係一つだけではありえず、書いてあるように「幾重にもからみあった人々の網の目が彼をこの世につむぎ出したことの奇跡」だ。
主人公だけではなく、登場するすべての人々の生が、ちゃんと息づいている
あとは、友好な関係だけが重要なわけではないよねとか。気まずい、もひとつのかたち
新しく生まれた命が持つ、底のしれないちから
ただ座っているだけのバイトは本を読み切るのにちょうどいい
自分がしたいからと周りのことを顧みず、声をかけても無視していくスタイル大人、久しぶりにみた
