
惰眠
@damin__404
1900年1月1日

海のうた
左右社編集部
かつて読んだ
どこから開いても〈海〉がひろがる、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めた一冊。
あかるい海、くらい海、まぶしい海、やさしい海、こわい海、はげしい海、さみしい海……100人の歌人がうたった、わたしだけの海のうた。
私は海とは縁遠い存在なのかもしれない。
最後に海に触れたのは幼少期、青年期には修学旅行で行った沖縄で眺めたくらいだった。
なので海というと、ざぶんと波打つ“あの海”しか思い浮かばなかったのだが、この詩集を読んでいたら“羊水”──母の胎の中という表現も浮かぶのかと感嘆した。初めて聴覚が備わったとき、私たちが初めて聴いた音はちゃぷんとした水音だったのだろうか。
私にとっての海は仄暗く、怖く、母の胎の中という未知の存在になりそうだ。