
チッチ
@ippai_taberu
2026年4月9日
生殖記
朝井リョウ
読み終わった
人生を幸福に完走できるための「しっくりくる」大義名分を見つけられたら、諦めに近い幸せを手に入れられる気がした。
人生に意味なんて必要ない、生きてるだけでいいとよく耳にするけど、私は半分そう思わないかも。
結局自分含めヒトはどこかのタイミングで自分がしてることに意味を求めてしまうし、意味がないことに心が負けてしまう。
だからこそ、生きるためにマジョリティが感じるであろう幸福感を徹底的に排除しながら生きてきた主人公尚成も、最後はマジョリティではないが、自分が生きる上での大義名分や意味を、それが虚構であっても見出して、幸福感に包まれたんじゃないのかな。
結局私たちは生きている限り人生の「意味」のようなものから逃げられないような気がした、そんな地獄とも天国とも捉えられる結末。


