
ポるか
@poruka
2026年4月9日
海と毒薬
遠藤周作
読み終わった
米兵捕虜を生きたまま人体解剖したという実話をベースにしたフィクション。
遠藤周作作品の良さが詰まっている名作。
当時でも現代でも到底理解できない、許容されるべきではない事象だけど、「〜であるべき」といった希望願望よりも、「〜である」という事実としっかり向き合い、考えていく必要があると思う。
過ぎたこと、起きたことを耳や目から頭に入れ、何かと意見を発するのは簡単。
しかしそこには背景や事情は一切考慮されていない。
目先の情報だけで善悪を決められるほど、人間はシンプルではない。と思う。
これは、SNS時代において最も危惧するべき事である。とも思う。

