
ポるか
@poruka
- 2026年4月9日
一次元の挿し木 (宝島社文庫)松下龍之介読み終わったラストまでページを捲る手が止まらないほど、夢中になり一気に読了。 紫陽花の接ぎ木を目にする機会はあまりないけれど、桜を見たときに本作を思い出し、深いため息を漏らした。 ベランダで小株の桜を育てているけれど、水やりのために大きなじょうろに水を入れて持ち運んだときの「ちゃぽん」という音が、なんだか無性に気になる。 - 2026年4月9日
海と毒薬遠藤周作読み終わった米兵捕虜を生きたまま人体解剖したという実話をベースにしたフィクション。 遠藤周作作品の良さが詰まっている名作。 当時でも現代でも到底理解できない、許容されるべきではない事象だけど、「〜であるべき」といった希望願望よりも、「〜である」という事実としっかり向き合い、考えていく必要があると思う。 過ぎたこと、起きたことを耳や目から頭に入れ、何かと意見を発するのは簡単。 しかしそこには背景や事情は一切考慮されていない。 目先の情報だけで善悪を決められるほど、人間はシンプルではない。と思う。 これは、SNS時代において最も危惧するべき事である。とも思う。 - 2026年3月29日
先生と罪くわがきあゆ読み終わった車から始まり、車で物語が動き出し、車で終わる。 そんな車ミステリー(適当 どんでん返しあります。 鋭角から突き刺さってきます。 先生と罪、良いタイトルだと思う。 夜はまさに、大暴露時代。 - 2026年3月29日
十戒夕木春央読み終わった「先に十戒はダメ、絶対!」と強く念を押された。 「ダメ、絶対!」とどこかで聞いたようなフレーズだなぁと思いつつ、続けて発せられた「先に方舟、絶対!」という言葉にもその既聴感を感じた。 なんで?と思ったけど、今では新しい方から読みたいなぁという欲望に身を任せて十戒から読み始めなくてよかったと心から思う。 先に方舟。 これ、絶対! とある孤島が舞台のクローズドミステリー。 十戒になぞらえた制約が秀逸でした。 - 2026年3月29日
方舟夕木春央読み終わった読了後、しーんと鎮まる部屋に響く深い溜め息の音。 感無量。良質なエンタメ。最高の時間をありがとう、という想いに混じった一つの感情。 「俺の考察ェ…」(この「ェ」の使い方についてはかつてのネットミームであるNARUTOの元ネタを参照していただきたい) 考察なんて、意味なかったんだ。 考えるだけ無駄だったんだ。 だからカーズも、考えることをやめたんだ。 だってどうせみんな…(おっと誰か来たようだ ともあれ、とんでもないダークスターが誕生しましたね。 大どんでん返し。これに尽きます。 人類を救うはずの方舟が、時間制限ありの棺桶になりそうというシチュエーションは大好物です。 - 2026年3月29日
イン・ザ・メガチャーチ朝井リョウ読み終わった朝井リョウ、分裂して推し活界隈のそれぞれの立場を一通り経験したんか?ってくらい、登場人物たちの解像度がえげつないほど高い。 個人的に、「どいてくれませんか?」ではなく「動いてくれませんか?」という言葉の選び方に感銘を受けた。 人は、行動することで生きがいだったり人生の役目を見いだしていく、至極単純な生き物なんだ。
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