靴下ぬぎたい
@tumemura
2026年4月8日
ちょっと踊ったりすぐにかけだす
古賀及子
読み終わった
日々いろんなことがある。軽口な会社のおじさんにイラついて顔を熱くしたり、喧嘩した翌日に何も言わずに家を出ていった恋人に「怒ってても挨拶ぐらいしろよな!」と叫んだり、久々のホテルランチというものに緊張しながら一張羅を着て行ったり。選挙の日に雪降って、小学校の校庭で遊んで、その晩から熱出したり。
と、今日は感情が大きくうごめいたな!と思うことだけが生活でもなくて、日常というのは地味でいて、滋味なものだと思う。
風が強い日に干しちゃった麻のシャツが飛んでいかないように祈りながら帰ったり、副都心線の運転手のマイクが入りっぱなしでひとりほくそえんだり、ゴルフボールで足の裏コロコロするのは立ってやっちゃだめらしい!と偉そうに報告したり、パスタは麺がうまけりゃ大抵うまいとうなずき合ったり。地味すぎるか。こういう友達と会って話す時には盛り上がらなさそうな日常の小さなネタが大好き。でも共有する人はいない。
古賀さん一家の地味・滋味だな!(これは最高の誉め言葉です)
もちろん、超大きなことがあったかもしれないけど、地味・滋味な方を大事に書いている。ユニークな家族の毎日というよりかは、ユニークな個人と個人が一緒に暮らしたらこんな化学反応があった、みたいな実験室暮らしのようにも感じる。このお家で合宿してみたい。息子さんがベジタリアンやってみたいと言い出した時もふ~んって感じで見守っているその距離感も羨ましい。眺めている、みたいな。
自分自身の地味・滋味生活のことも抱きしめたくなった。なんか~~生活ってかわいいよね。そしてこういうことを中心に日々書き留めておくことの素晴らしさよ。

